春日部の塾、春日部アカデミーのブログ「春日部アカデミー通信」へようこそ!
今の時代は「VUCA(ブーカ)時代」なんて呼ばれることがある。
Vは「Volatility(ボラティリティー、「絶えず変化すること」)の「V」、
Uは「Uncertainty(アーサータンティー、「不確実であること」)の「U」、
Cは「Complexity(コンプレキシティー、「複雑であること」)の「C」、
Aは「Ambiguity(アンビギュイティー、「曖昧であること」)の「A」、
それぞれの頭文字をつなげて作った言葉らしい。
つまり、
決まりきったたった一つの正解など存在しない、
昨日まで「正解」だったことが明日から急に「不正解」になってもおかしくない時代
ということだ。
何が正解かなんて、誰も分からないんだ。
これはきっとこの先もずっと続いていくのだろう。
そんな社会に、あと何年かしたら子どもを送り出さなくてはいけない。
であるならば、我々大人たちが子供のためにすべきことは何だ?
これだって、唯一の正解なんてものは存在しないのだろう。
しかし、これだけは言えるはずだ。
1.より多くの「正しい知識」を身につけさせ、それを使って自分の脳みそで考える力をつけさせる。
2.自分の考えを正しい言葉で表現する力を身につけさせる。
3.結果はすぐには出ないことを教え、確固たる信念のもとで地道な努力の継続することの重要性を理解させる。
この3つは、これからの時代を生き抜くために重要なことであるのは間違いないだろう。
今までもそうではあったが、これからの時代はより一層その重要性が高まるはずだ。
塾とて、ただ勉強を教えていればそれでいいという時代は、とうに終わりを告げている。
我々は勉強を通して、こういったことを子どもたちに教え、身につけさせる義務がある。
だから生徒たちに、そして保護者たちに日々、色々な話をしている。
だからこうして、毎日ブログを書いて色々なことを伝え続けている。
そして家でも、親たちが日々こういうことを軸にした子育てをしてくれていることを期待する。
僕の意識は、子供たちが受験に合格することよりももっと先、
彼らが大人になって社会に出た時の方に向いているから。
受験よりもそっちの方が、よほど重要なことだから。