ケアレスミスを無くす

 

こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。

今回は「ケアレスミスを無くす方法」について書いていきます。

 

これをお読みの皆さんの中にも、ケアレスミスに悩んでいる方は多いと思います。

私もテストの答案を数えきれないほど見てきましたが、

これだけで10点近くも落とししまったというような答案も見たことがあります。

本当にもったいないですよね。

先日行われた中間テストでも、「次こそはケアレスミスをしない」と心に決めた方がいると思います。

今回の内容は、そのような方にぜひお勧めです。

 

では本題に入っていきます。

 

唐突ですが、厳密に言うと「ケアレスミス」というものは存在しません。

一つ一つを見ていくと、たとえば、

・前にtwoと書いてあるのに、複数形にし忘れた。

・主語がHeなのに、動詞にsを付け忘れた。

・計算するときに、カッコの外し方を間違えてしまった。

・計算の答えに、-を付け忘れてしまった。

のように、細かく分けることができます。

 

・解答欄を間違えてしまった。

というようなこともあるかもしれません。

これらを「ケアレスミス」という言葉で一括りにしているのです。

 

ですので、ひとえに「ケアレスミスをしないように気を付けよう」と言っても、

その中身はとても幅広く、

注意するべきポイントがぼやけてしまい、効率的ではなくなってしまうのです。

 

こうならないためには、

ケアレスミス」の一言で片づけず、どのようなものだったかを、

上に書いたような感じで一つ一つハッキリさせておくことです。

そして、日頃の勉強の時からそれをしないように注意するのです。

この方法だと、何を注意すればいいのかが明確なので、効率よく減らしていくことができます。

 

もしかしたら、

普段は一度もしたことないのにテストの時に思いがけず・・・、

というようなこともあるかもしれません。

そのような場合も、「たまたまだから次は大丈夫だろう」と軽くとらえずに、

上に書いたような方法で、しっかり注意するようにしてください。

同じようなことを次もしてしまう可能性があるからです。

 

このような方法で進めていくと、自分のミスの傾向が見えてくることもあると思います。

そうなったら、事前に防ぐことがさらに可能になります。

 

 

別の見方をすると、このようにミスを細かく分けることは、

自分でも気付かなかった弱点や理解不足を発見できるきっかけになることもあります。

一見するとケアレスミスに見えても、

実は、たとえば、

・「3人称単数」の意味が正しく理解できていなかった

・カッコの外し方が正しく理解できていなかった

ということがミスの根本的な原因であったかもしれません。

ただこれらは自分で発見するのが難しいことも多いので、

ぜひ、私たちのような専門家にアドバイスをしてもらうことをお勧めします。

 

 

テストでミスをすることは誰だっていやですし、できればしたくないですが、

このようにして次につなげていくことが出来れば、

それが自分にとっての財産になると言っても過言ではないと思います。

ぜひ、今回の話を参考にしながら、次のテストに役立ててもらいたいと思います。

 

 

 

「今回のテスト、また変なミスをしちゃったよ。どうすればいいかな・・。」

こんな風に困っている人に使ってあげられそうなフレーズを、今回はご紹介します。

 

Why don’t you ask Mr. Tanaka for some advice?

(田中先生にアドバイスをお願いしてみたら?)

 

Why don’t you ~?は、言葉通りの意味だと「あなたは何故~しないのですか?」という意味ですが、これが、「何故しないの? → してみたらどう?」という意味に変化して、相手に何かを勧めるときの表現になります。

また、askは「質問する」という意味が一般的ですが、「お願いする、頼む」という意味もあります。(語源的にはこちらの方が元の意味です。)「ask (人) for ~」という形で使うと、「質問する」ではなく、「(人)に~をお願いする、頼む」という意味になります。こちらのaskの意味もぜひ覚えておきましょう。

それでは、次回もお楽しみに。