宿題は、なぜやらなくてはいけないのか?
こう聞くと、ほとんどの人が、
「知識を定着させるため」
「ちゃんと復習をしないといけないから」
こう答えるかもしれないね。
実際、春アカの中学生たちも、
先日の授業で質問したら異口同音にこう答えてた。
たしかにそれは間違ってない。
授業で理解しただけでは知識は定着しない。
学力は身につかない。
「習得」のプロセスをちゃんと踏むことが必要で、
宿題をやることでそれが可能になる。
でもそれは、「宿題」という縛りが無くても必要なことでしょ?
宿題をやらなくてはいけない理由は、もう一つある。
宿題は、「○○までにこれをやっておきなね」という、こちらからの要求。
この要求にちゃんと応えるということが、
宿題をやるべきもう一つの理由。
社会に出たら、こんなことばかりだからね。
誰かからの要求に応えていくというのが、社会生活での基本。
お客さんや会社の上司や同僚から、
「○○までにこれをお願いします」と要求される。
そして、その要求に正しく応える。
そうやって信頼を勝ち得ていく。
社会はそうやって出来てるから。
だから、宿題をちゃんとやるというのは、
みんなが社会に出て、
周囲からの信頼を失わずにちゃんと得ていくための
練習でもあるんだよ。
これは、学力を身につけるなんてことよりも
よっぽど重要なこと。
つまり、宿題をやってこないというのは、言語道断なわけ。