本人は「やってる」と言うんだけれど、
親の私から見ると、どうも「やる気」が感じられなくて・・・。
こういう悩みは本当に多いです。
僕も、長くこの仕事をしていて、
保護者からの相談事の半分以上は、これに関するもの。
きっと多かれ少なかれ、親なら誰もがこの悩みに直面するのでしょう。
ただ、実際にその子の授業をしたり、塾での様子を見ていると、
「あれ?そこまで「やる気」が無いようには感じられないぞ?」
と思うことが、実はほとんど。
もちろん、「塾」という環境がそうさせているのかもしれないし、
特に通い始めの頃は緊張もあるだろうから、
そういう要因もゼロではないだろう。
しかし、「勉強に真剣に取り組むことができた」というのも事実。
その子の中に、ちゃんと「真面目に勉強するぞ」という気持ちがあるという証だろう。
しかし、なぜ親の目には「やる気が無い」と映るのだろうか。
その理由は一つではないと思う。
ただ、先日Yahoo!のニュースで興味深い記事を見つけたのだが、
「やる気スイッチ」ならぬ「やる気ブレーキ」というものが、
脳の中には存在するようなのだ。
その記事によると、
嫌な課題、ストレスの高い課題をやらないといけない時、
「よし、やろう!」と行動を起こす脳内のエンジンにブレーキをかける脳内物質が分泌される
ということらしい。
つまり、その課題が自分にとってあまりに過酷なもの、きつすぎるものだと、
「やろう!」とは思っているけど脳内物質がそれにストップをかけてしまう。
そして、きっとこれは、自分の意思に反してのことだろう。
もしかしたら動物の生存本能に依るところなのかもしれない。
それによって自分の命が削られてしまわないように、っていうね。
で、結果、行動をなかなか起こさない子どもの姿が親の目に入り、
「うちの子、やる気が無い」という思いが強くなっていく。
こういうことなんだと思う。
たしかに、これは春アカに在籍していたある生徒の実際の話だけど、
その子の親からは最初、「うちの子は全くやる気が無くて」と聞いていた。
しかし、実際に授業をしてみると、態度は真剣そのもの。
やる気がにじみ出てるのも見えるような感じ。
ただ、よくよく話を聴いてみると、
学校で、自分の受験科目ではない科目まで、しかも相当高いレベルまで要求されていて、
正直、それをこなすだけで手一杯。
しかも、自分の受験科目ではないので、やったところで何の得にもならない。
そういう状態。つまり、この子にとって「ストレスの高い課題」を課されてる状態。
従って、そう、「やる気ブレーキ」が自分の意思とは関係なく利きまくってた、ということ。
そりゃ、親の目から見たら「やる気が無い」って見えるのも納得だ。
さて、こういう子でも、塾に来れば「やる気」を見せるようになる。
つまり、やる気ブレーキが、少なくとも塾にいる間だけは影をひそめてくれる。
それは何故だろう。
おそらく理由は2つ。
1つめは、やはり「塾」という環境。
「塾=勉強する場所」という意識は誰にでもあるので、
その環境の中に入ることにより、やる気ブレーキの利きが弱まるほどの力が
脳内で放出されるのだろう。
同じ目的を持った仲間や友人たちの存在も大きいと思う。
そして2つめは、我々「塾講師」の存在。
僕自身もそうだが、塾の講師は多くの生徒たちを見てきている。
その経験を通して、やる気ブレーキの元となる「課題の大変さ」との向き合い方を
生徒に伝えることができる。
僕も、「やる気ブレーキ」という言葉を知ったのはつい最近だが、
今まで生徒たち(時には保護者たち)に伝えてきたのは、結局そういう話だ。
たとえば、
今は大変だと感じても、こう考えれば大変じゃなくなるよ、という発想の転換法だったり、
いっそのことその課題を避けて通っても安心な理由をしっかりした根拠に基づいて伝えたり。
このようにして、結果として「やる気ブレーキ」を弱体化させることができる。
それによって、子ども達の中に本来備わっている「やる気」を超前面に押し出して、
目標に向かって一歩ずつ歩ませていく。
塾というのはそういう場なのだと思う。
春日部アカデミーも開校以来15年間、ずっとこの思いでやってきた。
しかし、まだまだ道半ば。今の状態が最終形ではない。
まだまだこれからも、「塾としてあるべき姿」に磨きをかけ続けていこう。
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