「この人はきっと自分のことをこう思ってるんだろうなぁ」
なんてこと、考えてもキリがない。
その人がどう思ってるかなんて、
こっちがいくら考えても、想像するところまではできるけど、
本当のところはその人が言葉で伝えてくれない限り、分かるわけがない。
たまに、「そんなこと、言わなくても分かるでしょ」みたいなことを言う人もいるけど、
それはちょっと傲慢すぎやしませんか？っていうのが僕の考え。
言葉にしやけりゃ伝わらないのよ。たとえ相手が誰であろうと。
かく言う僕も、以前は向こう側の人間、「分かるでしょ？」タイプの人間だったんだけど、
「そんなの分かるわけない！」って簡潔明瞭に僕に教えてくれた人がいて、
それ以来、僕はこっち側の人間。
その人には本当に感謝だな。
で、怖いのは、「きっとこう思ってるんだろう」という思い込みが強すぎて、
相手に対して変に遠慮してしまったり、
その人に良く思われようと思うばかり、本心とは違うことを言ったりやったりしてしまうこと。
こうなってしまったら、コミュニケーションがどんどん崩壊していってしまう。
それに、本当のことは分からないのに「こうかもしれない、ああかもしれない」なんて考えていると、
やがてそれが「詮索」となってしまい、
これを続けていくと自分の心を蝕んでいってしまう。
だから、一番良いのは何でも言葉で伝え合うこと。
もしそれが上手くできなかったとしても、
考えすぎて変な詮索はしないように、って思うんだ。
それって、自分も相手も不幸にするからね。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました！
