僕は一応「個人塾の経営者」ってことになるのかな。
でも、それと同時に「講師歴35年の塾講師」でもある。
2つのうち、どちらが僕の中で優先度が高いかというと、
圧倒的に後者、つまり、
講師歴35年の塾講師
の方だ。
しかし、
今から15年前、春日部アカデミーを開校した当初は、
「これからは「塾経営者」にならなくてはいけない」なんて変に意気込んでしまってた。
元々そんな才能やセンスは全く持ち合わせてないのに、
ただ、「自分がやりたい塾を」って思って開校しただけなのに、
「経営者」という言葉の重圧を自分で勝手に感じてしまってた。
あの頃は、日々の授業やそれを支える仕組み(今でいう「マイ活」のような)に全振りすることが出来ず、
やれ「売り上げ」やら、「生徒単価」やら、「人件費比率」やら、
そんなことがいつも頭の中にあった。
それに加えて、「従業員(=講師たち)満足度を上げるためには」なんてこともね。
もちろん、これらのことも重要であることは当然理解してるし、
今もちゃんと頭の片隅にある。
けど、優先順位を間違ってたんだよなぁ。。。
そうしてるうちに、自分が何をやってるのか、
何のために塾を開校したのかも分からなくなってしまって、
塾の経営なんてもう辞めたい、なんて思うようになってしまって、
もう何でもよくなって、自暴自棄の極致にまで達してしまって、
いわゆる暗黒社会的なものにも手を染めそうになってしまって、
ってなったのが、今から7~8年くらい前かな。
おっと、思いがけずカミングアウトをしてしまったぞ(苦笑)
でも、ある時ふと我に返ったんだよね。
何がきっかけだったかは覚えてない。
きっといくつかの要素があったんだろうと思う。
その時に思ったこと。
自分は塾経営者である前に塾講師でいよう。
そう思ってからは、日々の仕事がまた楽しくなった。
「もっとこうしたい」っていうのも次から次へと出てくるようになった。
たくさんあり過ぎて、まだ実行できてないことも多い(笑)
ここを開校した当初の思いも鮮明によみがえってきた。
今はあの時の思い以上に思いが強くなってる。
そして、「ワーク=ライフ」って心から思えるようになってる。
だって、春日部アカデミーは僕の人生そのものだからね。
ついでに言うと、そう思い始めてから、経営的にも右肩上がりが続いてる。
やっぱり僕は、「塾経営者」である前に「塾講師」なんだ。
そっちの道をこれからもずっと究め続けていった方が、
きっと世のため人のためになれる。
よし、これからもこれでいこう。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!