ちょっと前の話になるけど、
今年度中3の進路希望調査の結果が公表された。
全日制の公立高校の平均倍率は、1.13倍。これは過去最低らしい。
昨年同時期が1.17倍だったから、そんなに激減ってわけでもないけれど、
10年連続の減少傾向。
これは県公立高校の関係者もさすがに危機感だよね。
それに対して、
やはり私立は伸びてるんだよなー。
私立は倍率は出てないんだけれど、
県内私立の通学希望者総数は11,499人。昨年よりも1,400人も増えている。
しかも、前年よりも少なかったとしもあるにはあるけど、
全体的にはここ20年間ずっと上昇傾向。20年前の2倍の数に迫ろうとしている。
この少子化の時代によ?
やはり、私立の方が受験生にとっては、本人だけでなく親も含め、
魅力的に映るんだろうなぁ。。。
ただね、
ここから先はあくまでも「完全に個人の意見」として聞いてほしいんだけど、
個人的には高校は私立よりも公立の方に行ってもらいたいって思ってる。
私立には「建学の精神」なんかもあったりして、
学校運営の方針がかなりガチガチに固まってる。
少なくとも、公立高校よりは。
しかも、ここ数年の埼玉県の私立は、ほぼ全ての高校が「大学進学一辺倒」になってしまってて、
どの学校も大同小異。個性的な学校がほぼゼロで面白くない。
あくまでも「個人的な意見」ね。
で、当然のことながら学校運営の方針も「進学」が中心となる。
文武両道を掲げてる高校もあるけど、
その実態は先日のブログに書いた通り。
こういうものにピタッとハマる子はそれでも良いんだけれど、
僕が今まで見てきた印象では、そうじゃない子の方が多数派って感じ。
中には、その高校に入れば大学進学は高い確率で約束されるって思う受験生やその親もいるけれど、
全然そういうことではないからね。
むしろ、公立高校に行って、色々と試行錯誤をしながら、
失敗もたくさんしながら、そこでいろいろ学んで3年間を過ごした方が良いと思うんだよね。
本当に、あくまでも僕個人の考えなんだけど、
今までたくさんの子たちを見てきてると、
やはりどうしてもそういう感覚にならざるを得ないんだよね。
もちろん、その子が行きたいと思ってる高校に合格し、そこに3年間通うのが一番だし、
私立がダメというわけではない。
目指すのがどこの高校であろうと、僕らはそれを喜んで全力後押しさせてもらう。
でも、だからこそ、より多くのことを知って、その上で「本当に行きたいところ」を決めて、
そこに3年間通ってほしいんだよね。
知らないことっていうのは、本当、怖いことだから。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!