三語短文秀逸作品発表会の51回目。
こちらのパート5に続き、
ここからはパート6。今回の最終パート。
【お題: 利己、広義、旧来 】
利己主義という言葉の広義的な意味は、旧来「自分の利益を最優先すること」とされてきた。(中3)
旧来のやり方を押し付けることは、広義で言えば利己的だ。(中2)
広義的に考えると、利己的な政治は旧来からなんら変化していないだろう。(高2)
彼は旧来から利己的だが、その性格を広義に捉えれば、過剰な自己愛からなるものだとも言える。(高2)
【お題: 追体験、気に病む、しくじる 】
受験でしくじってしまい気に病んでいる主人公の小説を読んだが、追体験したような気分になった。(中2)
テストでしくじった経験を何度も追体験しては、いまだに気に病んでいる。(高1)
テストでしくじったことを夢で追体験して、また気に病んでしまった。(小4)
憧れの選手が試合でしくじって気に病んでしまったという話を追体験し、自分も悔しい気持ちになった。(中2)
僕はこの本を読んで、主人公が戦いでしくじり気に病むことを追体験した。(小6)
その小説の追体験をしようとしたが手順をしくじってしまい、気に病んだ。(中2)
【お題: 並行、交渉、義理がたい 】
並行して交渉を進める彼は、義理がたい人だ。(中2)
義理がたい友人に並行して歩いていいか交渉する。(中1)
義理がたい彼はビジネスの交渉と並行して彼女にLINEをしていた。(小4)
義理がたい彼の交渉がうまくいって、二つの商品を並行して作ることになった。(小6)
今回はここまで!
それにしても、小学生の台頭が本当に目覚ましい。
頑張れ中学生!
小学生たちに負けるな!
ただ、全体的に「短くまとめて書く」ということが出来てきつつあるので、
それは大変に喜ばしいこと。
そして、ここへのノミネートまでにはあと一歩及ばないが、
文章を作る力が確実に身についてきてる子たちもいる。
やはり、「継続の力」はスゴイのだ。
継続しない者には決して手に入れることが出来ない貴重な財産を、
コツコツと手中に収めつつある。
何とも素晴らしいことではないか。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!