春日部の塾|春日部アカデミー通信

春日部の塾「春日部アカデミー」塾長福地の何でもブログ

【言葉の力が弱いと何故騙されるのか】「言葉が理解できない」よりもさらに深い所にある問題

 

 

前にも書いたかもしれないが、

 

「言葉の力が弱い」というのは、「騙されやすい人間になる」ということと直結してる。

 

 

 

このメカニズムはこうだ。

 

 

 

まず、言葉の力が弱いと相手の話を理解することが出来ない。

 

そして、自分の考えも正しく伝えることが出来ない。

 

 

そういう者から人は少しずつ離れていく。

 

 

自分のことを正しく理解できない人。何を言ってるのかが分かりづらい人。

 

そういう人とは誰だって好き好んで一緒にいたくはないだろう。

 

 

 

となると、その先に待っているのは「孤独」だ。

 

しかし、いくら「一人の方が好き」と言ってる人だって、

 

本当の孤独に耐え続けることは不可能だ。

 

やがて、その孤独に耐えられなくなる。

 

 

 

詐欺師たちは、こういう「孤独な人」のことが大好きだ。

 

 

 

孤独で心が弱り切ってる人に、スーッと寄ってくる。

 

「私はあなたの理解者ですよ」という「ふり」をして。

 

 

心が弱り切ってる時にこんな風に来られたら、大半の人は一瞬でも心が揺らぐであろう。

 

それに加えて、元々の言語理解能力の低さ。

 

 

 

詐欺師にとっては「格好の餌食」である。

 

 

 

さて、このようにしてまんまと餌食になってしまったら、

 

あとはどこまでもとことん落ちていくだけである。

 

 

しかも、厄介なことに本人はそれに気付いてない。

 

本人にとってこの詐欺師は、自分のことを理解してくれる理解者。

 

「こんな自分のこともちゃんと理解してくれる」という、

 

いわば「心の恩人」だ。

 

 

だから、他の誰が何を言っても耳を貸さず、ただこの詐欺師の言うことだけが真理。

 

 

 

そう、まさに「洗脳状態」に陥るのである。

 

 

その状態で、他の多くの人を騙したり、

 

もしかしたら人を殺めてしまうこともあるかもしれない。

 

 

 

気付いた時には手遅れかもしれない。

 

いや、一生気付かずに人生を終えるかもしれない。

 

 

 

 

こんな人生を歩まないためにも、

 

「言葉の力」は無くてはならないものなのだ。

 

 

もちろん、他にも大事なことはたくさんある。

 

しかし、その多くのことを根っこの部分で支えてるのも、

 

「言葉の力」なのではないかと思うのである。

 

 

 

以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!