三語短文秀逸作品発表会の49回目。
こちらのパート5に続き、
ここからはパート6。今回の最終パート。
【お題: 非日常、勾配、沿道 】
急勾配の坂の沿道から見える景色は、非日常的なものだった。(中1)
夏休みの非日常の中で、勾配のきつい山のマラソン大会にチャレンジしたら、沿道で家族が応援してくれた。(小4)
いつもとは違う勾配が多い沿道を歩いたのは、とても非日常的だった。(中3)
沿道に沿って歩いていたら、とても長い勾配を見つけて非日常を感じられた。(中2)
【お題: 起点、見立てる、性分 】
このビジネスの起点は、服を見立てるのは得意だが接客が性分に合わない自分を、彼が見つけてくれたことだ。(高2)
何事も起点に立ったときから見立てを立てないと落ち着かない性分です。(高2)
【お題: 視界、道しるべ、現地 】
現地から目的地までの道しるべがなく視界も薄暗く見えづらく、事故がないようにと願うばかりだ。(中2)
現地の視界はとても悪く、病院までの道しるべが見当たらない。(中3)
現地からは視界が狭くて相手の動きが見えないので、先に言った味方が置いた道しるべを辿って移動する。(中2)
道しるべとなる陸橋は、現地から近かったため、視界にすぐ入って来た。(小6)
雨で視界が悪く、道しるべをたよりに現地に向かった。(小6)
現地に向かう途中、霧で視界が悪くなり、必死で道しるべを探す。(小4)
今回はここまで!
今回は合計84作品。
若干基準を厳しめにしたつもりではあったが、この数だ。
そして、気付いた人も多いと思うが、
小学生の秀逸作品が増えてきている。
これはとても嬉しいことだし、心強いことでもある。
もちろん、本人だけの力ではなく親が一緒に作っているというケースもあるだろう。
しかし、むしろそれは良いことだ。
親子で言葉の世界を広げていく。
素晴らしいことだ。
そしてそれは、子供たちの言葉の力を確実に高めている。
この子たちの将来は間違いなく安泰だろう。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!