「友達と一緒に勉強する」
僕は生徒のこの言葉を、まず信用しない。
いや、今までの経験の中で、
信用できないということを生徒たち自身が教えてくれた、
と言った方が正しいかもしれない。
長時間友達と一緒に勉強しても、それによる効果はたかが知れている。
勉強のコスパの面から見ると、めちゃくちゃコスパが悪いやり方だ。
その理由は簡単。
友達と一緒に 勉強する
ほとんどの場合、この2つのうち「友達と一緒に」の方に意識のほとんどが向いてる。
相対的に「勉強する」への意識は少なくなる。
つまり、「友達と同じ時間を同じ場で過ごすこと」で目的の大半が果たされる。
言ってみれば、
「友達と一緒にディズニーランドに行く」の心理状態とほぼ一緒なのだ。
よくドラマなんかでは、
友達同士で教え合ってお互いを高め合う、なんてシーンが見られることがあるけれど、
あれは正直、理想の状態。
あれを可能にするのは、
監督する大人たち(保護者や教師)がその場にいるか、
勉強への取り組み方がちゃんと身についており、能力が高く意識も高い子たちが集まっている、
そういう環境においてのみだ。
このことは、我々大人たちはちゃんと認識しておかなくてはいけないし、
子供たち自身もちゃんと知っておかなくてはいけないことだ。
じゃないと、
「勉強するんだから何がいけないなの?」ってなって、
勉強を「したつもり」で終わってしまってもそれに気付くことができないから。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!