「この子は人の話が理解できないな」とか、
「的を得ない会話だな」って感じる子は、
ほぼ100%、
三語短文で作る文章がハチャメチャだ。
意味が通じないのは、まだ良い方。
もっと最悪なのは、
見た目は美しい文章の体裁は整えていても、中身が全くちぐはぐで意味が通じない、
というパターン。
言葉の力が貧弱というのは、
こういう場面でモロに表れるんだなということを実感させられる瞬間だ。
まあでも、ここにいるうちならまだそれでも良い。
僕という、ちゃんと注意をして指摘をする人間がいるからね。
心配なのは、この子たちが大人になって社会に出た後だ。
もしこの子たちが、このままの状態で社会に出たらどうなるだろう。
人の話が理解できないということは、
周りから人が離れていく、ということに直結する。
誰だって、自分のことを理解してもらえない人と一緒にいたいとは思わないだろう。
そのような人間たちに近づいて来る者は、
甘い言葉で惑わせて、「こんな自分でも理解してくれる人がいる」と思わせる者は、
間違いなくその相手を騙しに来る者たちだ。
そんな者たちの餌食にならないよう、
せめて三語短文だけは真剣に取り組んでほしい。
もちろん、これだけやってても全然足りないのだけれどね。
言葉は自分を救うのだ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!