最初から勉強が好きな人は、もしかしたら少数派なのかもしれない。
分かるようになって、出来るようになってきて、初めて好きになる。
たしかにそれは事実なのかもしれない。
でもね、
あの有名な「星の王子さま」の中に、次のような一節があるよ。
「君が君のバラのために費やした時間が、君のバラを大切なものにしたんだ」
"C'est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante."
これは、
「人は、自分が多くの時間や手間をかけたものを、大切に思うようになる」
と解釈することができる。
つまり、
「最初から特別な存在だから好きになる」のではなく、
「手をかけ、時間を注いだからこそ、かけがえのない存在になる」、という意味。
好きだから育てるのではなく、育てたから好きになる。
労力や思い出の積み重ねが「特別」を作る。
ということ。
だからさ、勉強は「つまらない、面倒くさい、好きじゃない」と最初から決めつけてしまうのではなく、
どうせやらなくてはいけないものなんだから、
真剣に向き合ってみてもいいんじゃないかな。
そうすることで、きっと「好き」という感情が後から芽生えてくるよ。
君の周りにいる勉強猛者たちも、
きっと最初から勉強が好きだったわけじゃない。
時間をかけて真剣に取り組んできたからこそ、
勉強が好きになってきたんだと思うよ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!