前回の数学に引き続き、
今回は社会。
前回、4月の北辰では、全県平均47.3点。
社会の問題形式や普段の問題レベルを考えるともう少し取れてもよさそうなものだが、
今回はどうだろう。
早速問題を見ていくことにしよう。
【大問1】(世界地理)
問1は世界地理の基礎中の基礎。小学生でも答えられる問題。
問2は、結局のところ五大陸の位置と名称が分かっていれば超簡単。ただ、これを機に、赤道の位置はもう一度確認しておこう。
問3は「バイオエタノール」が何よりのキーワード。
問4は、西岸海洋性気候の鉄板問題。
問5は、各選択肢に散りばめられたキーワードをチェックしていけば容易に正解可能。
問6は、聞かれてる内容にそのまま素直に答えるだけ。これは社会の問題というよりも、ごく簡単な国語の問題だ。
問7の資料読み取り問題は、今回は素直に丁寧に読み取れば容易に正解できる。
うむ、世界地理は今回も安定の簡単さだ。
【大問2】(日本地理)
問1は、九州地方の地理の重要語句だね。
問2の雨温図問題は、どれも北国の都市というのがちょっと意地悪だけど、東北の太平洋側と日本海側の気候の違い、そして帯広が最も北にあるということをふまえれば大丈夫。
問3は、電照菊と渥美半島を結び付けるのが、ちょっと難しかったかも。
問4は、「人口」「果実」「豚」でわかりやすいくらいに分かれてるから瞬殺かな。
問5のこの言葉は意外と重要ワード。
問6は地図記号の超基本問題。最近の地形図問題はすっかり簡単になった。
ということで日本地理も、世界地理ほどではないけれど、簡単な問題が勢ぞろい。
【大問3】(歴史の前半)
問1は、この時代の歴史の基本中の基本。歴史の問題で問われる「~の乱」はそれほど数が多くないので、時代と名称をちゃんと覚えておくべし。
問2も、「墾田永年私財法」で一択。
問3は、小学校でも習う内容。これが選択問題なのは超超ボーナス問題。
問4は「院政」の鉄板問題。
問5は、ちょっと厄介だったかも。中学の歴史では世界史はほとんど出てこないけど、その分、出てきた場合は「一方その頃日本では?」の目線をちゃんと持って覚えておくべし。
問6の鎌倉仏教も、たまにこんな感じで出題される。宗派と開祖の結びつきは覚えておくべし。
問7は室町文化の鉄板問題。
うむ、やはり歴史は地理と比べて難易度が上がる。
【大問4】(歴史の後半)
問1は、ちょっと手こずった人も多いかも。足利将軍で覚えておくべきは、初代、3代、8代と、この15代。
問2は、江戸時代初期の超基本問題。
問3は、ちょっと難易度が高め。正解以外の選択肢が井伊直弼絡みのものというのが若干のヒントになるかもしれない。
問4はおなじみの「出来事の並べかえ問題」。今回も細かくてレベルが高い。この手の問題は、分からなかったら飛ばすのが鉄則。取り逃したところで、所詮3点だ。
問5は、資料に答えが書いてある。そのままこの趣旨を読み取ればOK。
問6は、超基本問題だね。
歴史の後半も、安定の「難しさ」。
というか、難問がちょこっと顔を出してる感じなので、
いかにそれをスルーできるかが重要なカギとなる。
【大問5】(地理と歴史の融合)
問1 ちょっと手こずった受験生もいるかもしれないが、重要な用語ではある。特に北関東の話なので、埼玉県民である以上は常識的に知っておくべきだろう。
問2 これは江戸中期の鉄板問題だね。
問3 これも「超」が付くほど有名。出題もこれまでに何度もされている。
問4 佐渡→新潟→米。このつながりで楽勝。あとは石見銀山の場所だが、これもちゃんと知っておこう。
以上、社会はこんな感じ。
難易度はいつもと変わらずといった印象。
超難問も数問紛れ込んでるが、全体的には、基本知識と資料や文章の正確な読み取り力があれば解ける問題がほとんど。
個人的には、低めに見積もったとしても7割は余裕で取れてほしい問題。
そのためには、まずは基本の総復習からだ。
現在、春アカ生たちも4月からそれを始めていて、
夏休みにはテキストの1周目が終わる予定。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!