三語短文秀逸作品発表会の40回目。
こちらのパート2に続き、
ここからは今回ラストのパート3。
【お題: 近隣、拒絶、誇る 】
近隣の住民たちの助けを何度も拒絶した彼女は、自分の信念を貫く強さを密かに誇っていた。(中3)
無敗を誇っていたチームが練習しているグラウンドの近隣住民から苦情が入り、グラウンドの使用許可が拒絶されるようになった。(中2)
近隣のおば様は、「うちの息子は東大レベルの脳みそなの」と自慢してきた。だが、勉強が出来なくなった息子を、拒絶し養子に出してしまった。(中2)
近隣の友人は勉強嫌いでテストを拒絶していたが、定期テストで3位に入り、私は誇らしく思った。(中1)
近隣の学生が東大に合格したと誇っていた。合格祝いをあげようか?といったが、拒絶された。(中2)
近隣都市にレジャー施設が建設されることになり、住民は観光客のマナーなどを危惧して拒絶していたが、世界に誇る観光施設へと発展した。(中2)
商売に成功したのを誇っていたら近隣の人からつきあいを拒絶された。(中2)
【お題: 所信、後腐れ、膝元 】
彼女は会社のお膝元で開催されるイベントを、所信を曲げず後腐れなく終わらせた。(中2)
親の膝元から離れる際、後腐れのないように自己の所信をしっかり述べてから別れを告げた。(高2)
【お題: アンチ、理路整然、購読 】
購読した本には理路整然とアンチのことについて書かれていた。(中1)
私が購読している本は文章が理路整然としていて読みやすいが、「つまらない」と言うアンチもいる。(中1)
本が嫌いな子が先生にアンチコメントばかりずっと言っていたから先生は理路整然と本のよさを伝えると、その子は本を購読するようになった。(中2)
アンチの人にも理路整然と説明をしたら、雑誌を購読してもらえることになった。(中2)
僕はaさんと言う作家さんのアンチだったが友人にその作家さんの良さを理路整然と語られ、一度購読してみたが意外と良かった。(中2)
【お題: 解析、執行、あいまみえる 】
犯人のことを事前に解析していたが、あいまみえると全くの別人で、刑の執行を考え直したい。(中2)
【お題: あがく、継続、信念 】
僕の信念を監督に信じてもらえず、あがいていたら、なんとか継続して試合に出させてもらえる事になった。(中2)
どうあがいても継続できないのに、させようとする信念がすごい。(中1)
今回はここまで!
実は今回、この秀逸作品に初めてノミネートされた子がいる。
最近のその子の成長は本当に凄まじかった。
その陰には、保護者の方のとてつもない大きな尽力もあった。
ご自身も忙しい中、日々、我が子の三語短文を添削し、
時に(いや結構頻繁かも(苦笑))、字の汚さも直させたりして、
まさに二人三脚で三語短文に取り組んでくれていた。
その甲斐もあり、送ってきてくれた文のクオリティも瞬く間に上がっていき、
ついにここに掲載されるまでに至った。
そして、同じような子は他にもいる。
その子たちの共通点は、
「毎日欠かさずやり続けていること」だ。
この子たちの作品がここに登場するのも時間の問題だろう。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!