そろそろ期末テストの時期である。
春日部市の中学校は1学期の中間テストが撤廃されたから(単元テスト的な小テストは除く)、
中1生にとっては中学生になって生まれて初めての「定期テスト」だ。
他学年の子も含め、そろそろ期末テストを意識し始めてる頃だと思うが、
そんな君たちに伝えておきたいことがある。
もっとも、日頃からしっかりとコツコツと勉強を積み上げていけば、
定期テストなんて全く恐れるに値しない対象ではあるけれど、
現実、そうでもない子も少なくないと思うので、ここでしっかりと大事なことを伝えておこう。
まず、定期テストに向けた最強の学習ツールは、「学校のワーク」である。
中には、ワークが配られてない教科があったり、
学校の先生が好き放題作るのでワークが役に立たない、というケースもあるかもしれないが、
多くの場合、ワークが最強のツールであることは間違いない。
なので、これを3周やること。
3周は無理でも、最低限、2周はやること。
ただし、ここでの注意点は、
これはワークに限らず勉強全般において言えることだが、
作業的に進めないこと。
これはとても重要なことだ。
常に問題文を丁寧に読み、丁寧に解くこと。
これを心がけていかないといけない。
ただ作業的に進めていると、
そこから学び得ることが少なくなる。最悪な場合、「ゼロ」だ。
さらに、いつの間にか「ワークを終わらせる」ことが最終目的となってしまう。
ワークを終えて、「はい、おしまい」。
これでは次に何もつながらない。
やったことを本番のテストで生かすことができないのだ。
これではせっかくの苦労が水の泡。ただ大変な思いをしただけで終わってしまう。
そうならないために、常に丁寧に、その問題を初めて解くつもりで、
そして、テストの本番のつもりでワークに取り組まなくてはいけない。
当然これには時間が必要だ。
だから、先延ばしにして直前になって焦って終わらせるのではなく、
早い時期から着手する必要がある。
直前に焦ってやったって、それはどうしても「作業的」にならざるを得ないから、
結局のところ、ただの骨折り損になっておしまいだ。
そんな無駄なこと、君だってしたくはないでしょう?
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!