毎日ワークのルールの一つに、
やれなかった日の分を、さかのぼってやらない
というものがある。
仮に一日、もしくは二日(それ以上?)やれなかった日があったとしても、その次の日にその分を「やってはいけない」
というものだ。
このルールはとても重要な意味を持っている。
まず、やれなくて溜まってしまった日の分をやろうとすると、
当然ながらその日にやる分量が増える。
そうなると、「大変さ」が勝ってしまい、
「面倒くさい」という思いが強くなったり、「こなすこと」が第一優先目的となってしまう。
これでは本末転倒なのである。
「やること」より、「やり続けること」に価値がある
そしてもう一つ。
この毎日ワークは、基礎トレーニングのためのものだ。
基礎トレーニングは、1回の分量を多くするよりも、
それを毎日、そして長く続けていくことの方がはるかに有効。
たとえば、毎日の量を「1」とした時、
最も有効なのは、毎日「1」ずつ続けていくこと。
つまり、
1 → 1 → 1 → 1 → 1 → 1 → 1 → 1 → ・・・
と続けていくことだ。
これを、
1 → 0 → 2 → 0 → 0 → 3 → 0 → 2 → ・・・
のように続けていっても、合計の量は同じになるが、
効果としては、
1 → 0 → 1 → 0 → 0 → 1 → 0 → 1 → ・・・
とやっていくのと、さほど変わらないのである。
面倒臭くて大変な思いをしても、それに見合った効果は見込めない、ということなのだ。
だから、
やれなかった日があったとしても、その次の日にその分を「やってはいけない」、
やっても意味が無いのだ。
大事なことは、とにかく「毎日続ける」こと。
同じ分量を毎日やり続けること。
だから、やれなかった日があったら、それを次の日にやることにエネルギーを注ぐのではなく、
翌日から必ず毎日やり続けることにそのエネルギーを注いでほしい。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!