4/27に行われた今年度第1回目の中3生北辰テストの分析と講評。
わかってる、もう1ヶ月以上も前のことなんだって。
それを、何で今さら?って思われることも十分承知の助。
でも、もしよかったら僕の趣味に付き合ってもらえると嬉しい。
全県平均が「36.9点」という驚きの低さだった問題はどんなものだったのか、
半分興味で書き連ねていきたいと思う。
【大問1】 → 小問集合
問1 地層の問題だけど、「しゅう曲」。まあ、たしかにどちらかというとマイナーな言葉なのかも。
問2 植物のからだのつくり。単子葉類と双子葉類の違いを正確に覚えてないと解けない。
問3 「再結晶」。これもマイナー?いや、出来てほしいよなぁ。
問4 音の性質。これは基本中の基本でしょ。
問5 気体の性質。膨張と温度の関係。これも出来てほしい問題。だって、問題文にヒントありだから。
問6 光合成の基本問題。瞬殺でしょ。
問7 水の化合変化の分子モデル。これも基本中の基本。
問8 ジュール(J)の求め方が分かってれば瞬殺だよね。
【大問2】 → 「地震」
問1 これは超基本ワード。
問2 どこが震央かを答える問題。初期微動が一番早いのが4っていう時点でほぼ1つに絞り込めるけど、1,9,12が同じ時刻という根拠で確定。
問3 地震発生時刻の定番問題だけど、資料の読み取りが少し面倒なことで脱落者がポロポロ出たかも。しかし、問題自体はこの単元の鉄板問題。
問4と問5 これはどちらも超基本事項。瞬殺でしょ。
【大問3】 → 「動物の分類」
問1 「無脊椎動物」。最近のトレンドワードだから要チェック。
問2 これも超基本問題。瞬殺。
問3 両生類の特徴。記述問題ではあるけど、鉄板内容だね。
問4 無脊椎動物のいくつかの種類については、名称と特徴をちゃんと覚えておくべし。
問5 「文章の読み取り力」が勝負を分ける問題。必要な知識自体は超基本的なもの。
【大問4】 → 「物質の状態変化」
問1 ガスバーナーの操作手順。忘れた頃に出てくる問題だから要注意だ。
問2 この説明で「融点」を出すのは、もしかしたらちょっと難しかったかも。でも、正しくはこういうことだからね。
問3 これも、実のところ「文章の読み取り力」の問題。問題のレベルは超基本。
問4 記述問題だけど、水(氷)の特徴として超鉄板内容だから、このまま覚えてしまっても損はない。
問5 これはここまでで一番の難問っぽく見えるかもしれない。ただ、「物質の状態変化」を基本からちゃんと身につけていれば、明らかに消去法で答えを1つに絞り込める。
【大問5】 → 「電流と磁界」
問1 オームの法則にそのまま入れるだけ。瞬殺。
問2 必要な知識は超基本的なことだけど、若干の文章読み取りが必要。理由の記述は鉄板内容なので、このまま覚えてしまおう。
問3 「電流と磁界」の単元の超基本、というか、根本をなす知識。
問4 聞かれてる内容は超基本。教科書レベルそのもの。
問5 「電磁誘導」。これもトレンドワードだな。
以上、理科はこんな感じ。
勝負を分けたのは「文章読み取り力」
全体の印象を一言で言うと、
文章読み取り力が弱いと得点できない
ということ。
平均点の驚異的な低さの原因は、おそらくこれだろう。
あとは、過去にやった内容を忘れてしまっていること。
ということはつまり、
ここを鍛えていくことが高得点のカギである、ということだ。
文章読み取り力が必要だというのは、今や理科の問題では当たり前と言えることだ。
しかしこれは、時間をかけて練習を積んでいくことで確実に力を付けていくことができる。
そして、過去にやった内容の復習。
春アカの中3生たちは、4月からこれをやってるから大丈夫。
この後、一旦期末テストの「爆上げモード」に入るけど
それが終わったらまた復習に戻る。
そして、夏休み中にテキストの2週目に入り、2学期半ばまでにそれを終了してもらう。
さあ、我が自慢の春アカ生たちよ。
北辰テスト理科も、ここから確実に上げていくぞ!
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!
今さらながら、今までの3教科の分もここで改めて紹介(笑)
英語はもう少しお待ちを~!