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【この勘違いは悲劇を生む】「できる・わかる」の3段階を正しく認識せよ

 

 

昨日、中2ステラの子たちに話した、

 

「できる・わかる」の3段階、の話。

 

 

これはどういう内容かというと、

 

 

まず、授業などで今まで自分が知らなかった「未知」のことを教わる。

 

教わる前は「未知」だったわけだから、

 

分からないのが当たり前。出来ないのが当たり前。

 

 

で、とりあえず授業の時は「できた・わかった」まで到達したとしよう。

 

 

 

授業だけでは本当の「できる」に到達しない

 

 

さて、その後少し日数が経過してから、もう一度授業でやったことをやってみよう。

 

同じような問題を解いてみたり、などだ。

 

 

そこでもし、何をどうしていいのやら全く見当がつかず、

 

何となく前にやったような気はするけど、全く手も足も出ない。

 

そして、先生に「これ、こういうことだったよね?」って言われても、

 

「え?何のことですか?そんなことやりましたっけ?」っていう状態。

 

 

これが、「ステージ1」の状態。

 

 

正直、このステージは言語道断。お話にならない。

 

授業で教わって、その時は「わかった!できた!」ってなったからそれで安心していい気になってしまい、

 

結局その後、復習も何もしない。

 

その結果が、この「ステージ1」だ。

 

この状態は他にどうすることもできないから、もう一度最初から学び直すしか道は無い。

 

 

あ~あ、最初の授業が完全に無駄になってしまったね。もったいない。

 

 

 

さて、その一つ上の段階が、

 

「言われたらすぐに思い出す」という状態だ。

 

これが「ステージ2」。

 

 

同じような問題を前にした時、自分でも出来そうだけど、ちょっとまだ自信がない。

 

分からないわけではないけど、最後まで行ける気がしない。

 

そんな時に、「これってこうだったよね?」って言われた瞬間に、

 

「あ!はい、そうです!」って思い出す。

 

っていう状態。

 

 

この状態、知識が脳内に蓄積はされている。

 

ただ、まだフワフワして固まってないので、「習得」までには行ってない。

 

よって、この後どう行動するかで結果は180度変わる。

 

 

時間をかけて類似問題などで練習を積めば、「習得」は目前だ。

 

少し前に一度やったことがある問題をもう一度やってみるのも良い。

 

 

しかし反面、ここでこの練習を怠ってしまうと、たちまち「ステージ1」に逆戻りである。

 

 

ということは、次にするべきことは自明。火を見るよりも明らかだ。

 

 

 

そして、さらにその一つ上の段階、合計3段階の最終段階が、

 

「言われなくてもできる、わかる」という状態だ。

 

これが「ステージ3」。

 

 

当然、学習者が目指すべきステージはここ。

 

普通、「できる・わかる」と言ったら、この状態にいることを指す。

 

 

しかし、授業等で「未知」が「既知」になっただけでは、このステージに到達できない。

 

誰だってすぐには到達できないのがこのステージなのだ。

 

ここに至るまでは、どうしても「時間」が必要。

 

しっかりと時間をかけて、日々丁寧に積み上げていかない限り、このステージには到達できないのだ。

 

だから、毎日の地道な継続、「地道にコツコツ継続」が必要で、

 

これをやっている子が誰にも負けない「最強猛者」になれるのだ。

 

 

 

ちなみに、このステージ3には、さらに特別な状態が存在する。

 

いわば「ステージ3・プレミアム」。

 

これは、

 

「問題等を見た瞬間に「無意識に」わかる、「無意識に」できる」という状態である。

 

専門用語を使えば「無意識的有能」。

 

特に何かを意識しなくても、特に何かを考えなくても、当たり前のようにそれが出来てしまう。

 

そんな状態だ。

 

 

そして、この状態には誰でも到達できるのである。

 

たった一つの条件は、

 

基礎を正しく理解し、そこから丁寧に時間をかけて練習を積み上げること。

 

これさえやれば、誰もが平等にこのステージに到達できる。

 

そう、今これを読んでるあなたもだ。

 

 

この状態でテストに臨んだら、テストがもう楽しくてしかたのない存在になるよ。

 

 

もし嘘だと思うなら、ここで一緒にそれを目指してみないかい?

 

「嘘じゃない」って証明してみせるから。

 

 

 

以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!