もう1ヶ月も前の話になるが、
4/27に行われた今年度第1回目の中3生北辰テストの分析と講評。
国語と数学をやったきり、パタリと止まってしまった。
でも、残りの3教科も意地でもやるよ。
「今さらなの?」って思われたって、そんなものは関係ない。
これはもう僕の趣味だから(笑)
というわけで、
復活の第一発目は「社会」から。
全県平均は「47.3点」という微妙な感じだったが、
はたしてどんな問題だったのだろうか。
【大問1】
世界地理。問1はもう定番すぎるほどの問題。
問2 出たね、正距方位図法の地図。見慣れていれば余裕だ。
問3 正解以外の選択肢の中には、明らかに違うことが分かるキーワードが隠されてる。ボーナス問題だな。
問4 これもド定番。北欧の地形と言ったらこれでしょ。
問5 EUの特徴に関する問題。記述の方は、もしかしたら若干盲点だったかも?
問6 おなじみの資料読み取り問題。出題パターンはいつもと一緒。当然のことながら、割合計算の基礎が身についてないとアウト。
問7 雨温図の問題だけど、迷う要素はほとんど無い。ケープタウンは南半球だから気温の変化はどうなるか?っていうのも重要なファクターになるかな。
【大問2】
日本地理。問1は、もしかしたら若干の盲点だったかも?あまり出題されるものではないかも。
問2 この川の名前は、埼玉県民である以上は答えられないとダメでしょ。
問3 北海道の「西部」が大ヒントだけど、これもちょっと解きづらかったかも。
問4 これはちょっと難しかったかも。「海面漁業」、「海面養殖漁業」、どちらもあまり聞き慣れない言葉。これを機に覚えておこう。ちなみに、岩手県は「リアス海岸」で養殖業が盛んらしい。
問5 これは大問1の問3と同様、正解以外の選択肢の中には、明らかに違うことが分かるキーワードが隠されてる。確実に得点すべし。
問6 記述問題だけど、ちょっと答えづらい出され方だったかも。ただ、内容としては鉄板問題。さらに、グラフを見れば正解は見えてくる。
問7 地形図の問題。「Ⅱ」の条件で簡単に2つに絞り込めるから、あとは「針葉樹林」の地図記号をちゃんと覚えているかどうか。覚えてたら文字通り「瞬殺」だな。
【大問3】
歴史の前半。問1は定番中の定番。
問2 奈良時代の土地精度。これも基本中の基本だね。
問3 これも、平安時代の特徴の一つで超基本レベル。
問4 ちょっとだけ細かい知識が必要だったかも「五人組」、「土一揆」。これはその時代の特徴を表すキーワードだから重要ね。
問5 中学レベルの世界史。中学の歴史は日本史が中心だけど、たまにこんな感じで世界史が出てくる。重要なのは、「その時、日本では何が起きてたか?」を常に関連付けておくこと。
問6 これは定番と言っていい。どちらも鎌倉時代と室町時代の特徴的なもの。迷わず得点すべしだ。
難問ラッシュの歴史後半、焦らず割り切れ!
【大問4】
歴史の後半。といっても、まだ明治の中盤くらいまで。
問1 鉄砲伝来の話。ド定番でしょ。
問2 武家諸法度の中身の問題だけど、正解以外の選択肢も何の内容なのかは覚えておくべし。
問3 うーむ、これはちょっと難しめ。ここまで来て初めての難問と言えるかな。このレベルは捨て問扱いでも良いレベル。
問4 これもちょっと細かい知識が無いと解けない。難問2連続。捨て問でも良いかな。
問5 問3からの流れで、これも難問と言って良い。
問6も、上に同じ。
ほほう、歴史の後半、今回はこのレベルで来たか、という感じ。
【大問5】
地理と歴史の融合問題。
問1 これは江戸時代の文化の定番問題。迷わず得点すべしだね。
問2 これも、日本の都道府県名が正確に身についていれば楽勝。
問3 「工場制手工業(マニュファクチュア)」。歴史の重要用語の一つだ。
以上、社会はこんな感じ。
総じて言うと、
地理は易しめ。歴史は難しめ。
これはここ最近の傾向そのものだ。
地理はパーフェクトを狙えるので、ぜひそれを目標にしてもらいたい。
そして、歴史の中に何問か潜んでる超難問。これを捨て問題としても、80点台はキープできる。
特に、学校選択問題校を受験する子たちは、
この方針で社会の勉強を進めていってほしい。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!