授業をしていると、
「この子は確実に伸びてくな」とか、
逆に「この子は今のままだと厳しいな」というのが、直感的に分かる。
そして、この直感はほぼ確実に当たる。
「伸びてくな」と思わせてくれる子たちの共通点は、
まず、素直であること。そして、謙虚であること。
まあこれは、多くの人が納得してくれることだと思う。
わざわざここで言うまでもなく、この2つはとても重要なファクターだ。
他にも、
何があっても、めげずにやり続けること。
これもまた重要なことだ。
どんなに大変でも何とかやり遂げようとする強い意志を感じる子は、
こちらの心も大きく突き動かす。
「この子のために絶対に頑張るんだ」という思いを強くさせてくれる。
「素直さ・謙虚さ・継続力」+『会話力』が学力を育てる
そしてもう一つ。
僕が重要なファクターとしてあげたいのは、
会話がきちんと成立すること。
これである。
こちらからの問いかけに的確な返答ができること。
これは勉強においてとても重要なことである。
なぜなら、勉強もそれと同じメカニズムだからだ。
的確な返答をするためには、相手が何を言ってるのかを正確に理解できてないといけない。
これが出来ない子は、
授業中の先生の話、もしくは教科書や参考書に書かれてあることが
正確に理解できてない可能性が非常に高い。
だから、きちんとした会話が成立しない子は、正直とても心配になる。
勉強よりも前に、そこをちゃんとしようか、
って話だ。
ちなみにこれは、その子が話し好きかどうかということとは必ずしも一致しない。
普段はあまり口を開かず言葉少なめな子でも、
いざ話せばちゃんと会話が成立する子もたくさんいる。
でも、逆もまたしかり、なのも事実。
この差はいったいどこから生まれるのだろうか。
やはり、家庭において一番身近な大人である「親」との会話がどのような感じのものか。
それによるところが大きいと思うのだが、どうだろう。
脳ミソをしっかりと回転させて考えながら会話する。
この機会がどれだけ多いかは、かなり重要な要素なんじゃないかな。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!