三語短文秀逸作品発表会の36回目。
こちらのパート4に続き、
ここからはラストのパート5。
【お題: 素養、侮蔑、制約 】
私は彼女がピアノの素養を深めるため、自らさまざまな制約をかけているとは知らず、彼女の努力を侮蔑していた。(中2)
素養のない発言は、他人を侮蔑し、関係に制約を生むことがある。(中2)
【お題: 底なし、気の毒、お茶を濁す 】
底なしの沼で暴れている人が気の毒でお茶を濁す。
あの底なし沼で人が亡くなった件の話をしようとしたが気の毒に思いお茶をにごした。(中2)
彼女は気の毒にも友人の死を受け入れられず底なしの絶望を味わっているが、ここでお茶を濁すわけにもいかない。(中3)
彼は失望を乗り越え、心ゆくまで新しい環境に適応しようと努力した。(中3)
底なしの食欲の彼女が、お腹を空かせていて気の毒だ。ダイエットをしているのか聞いたら、お茶をにごされた。(中1)
【お題: 明瞭、ひっきりなしに、口火を切る 】
明瞭な声で口火を切ると、ひっきりなしに意見が飛び交い、議論は白熱した。(中3)
彼がひっきりなしに彼女に文句を言い、この喧嘩の口火を切ったということは明瞭だ。(高2)
彼女はいつも、会議で口火を切って自分の意思を明瞭化した意見をひっきりなしに出す。(中2)
【お題: ぜひとも、気が引ける、そっけない 】
転校生とぜひとも仲良くなりたいが、そっけない態度をとっていたので気が引ける。(中1)
今回はここまで!
いやはや、みんな本当によく頑張ってるよ。
僕からの無言の圧に突き動かされて提出率も上がってきてるし。
そしてやはり、毎日継続してる子、そして毎回本当に真剣に取り組んでる子の成長は確実に感じ取れる。
ここに載せるまでのレベルにはまだちょっと足りなくても、やってる子は確実に成長している。
これが半年、1年、2年、3年と続いていくと、確実に今よりもさらに力をつけることが出来る。
その頃には「やってない子たち」との差は歴然たるものとなってる。
その差は決して埋められないものになっているだろう。
「継続こそ力なり」とは、こういうことである。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!