三語短文秀逸作品発表会の33回目。
こちらのパート4に続き、
ここからはパート5。ようやく最後のパートだ。
【お題: うつろな、遠い記憶、必死 】
うつろな表情で遠い記憶のことを必死に思い出した。(中3)
必死に遠い記憶を辿っている彼は、うつろな目をしていた。(中2)
兄はうつろな目をして遠い記憶を必死に思い出そうとした。(中3)
うつろで遠い記憶だが、思い出そうと必死で考える。(中2)
うつろな目で遠い記憶を辿り、あの時は必死だったことを思い出す。(中3)
彼はうつろな目で空を見上げながら、遠い記憶をたどるように、何かを必死に思い出そうとしていた。(中3)
うつろになってしまった友人との遠い記憶を必死に思い出す。(中3)
【お題: 象徴、のびのびと、みじめ 】
平和の象徴であった彼はのびのびと生きていたが、惨めにも衰えていった。(中2)
鉄格子が象徴の刑務所で、のびのびとできない人を考えるとみじめだと思う。(中2)
のびのびと飛ぶ鳥はみじめな自分の象徴のようだ。(中3)
幸せの象徴のハトがのびのび遊んでいるところを見て私はみじめになる。(中3)
【お題: 無邪気、他意はない、概観 】
本の概要を概観している彼女の無邪気な様子から他意は無いのだと悟った。(高1)
【お題: 言わずもがな、頻度、有償 】
言わずもがな、頻度の高い利用には有償プランの契約が必要です。(中3)
はい、今回はここまで!
今までこういうものをやったことがない子にとっては、
最初は良い文章を書くのがなかなか難しいかもしれない。
しかし、最初から上手い文章を書こうとする必要はない。
大事なことは、僕のフィードバックの内容を次に生かすことや、他の子たちがどんな文章を書いているのかを積極的に知ろうとすること。
そして、それを「毎日続けていく」ことだ。
作業的にやってるだけでは、やらないのと変わらないが、
他者からの学びを続けていきながら、自分の脳みそをフル回転させて取り組んでいく。
それを続けていけば、最初は成長スピードが遅いかもしれないが、
ある時から加速度的に速くなる。
これは三語短文だけではなく、勉強全体に言えること。
「継続こそ力なり」
まさにこれなのである。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!