三語短文秀逸作品発表会の33回目。
こちらのパート3に続き、
ここからはパート4。
【お題: 美化、協賛、実体 】
美化活動に協賛が集まり、実体を持った運動になった。(中3)
学校の美化を協賛している人の実体があやしいと思った。(中2)
彼は美化運動に関して実体のある会議を開き、花壇整備キャンペーンに協賛してくれた。(中2)
美化委員だと思って協賛したが、実体は掃除係だった。(中2)
【お題: 分業、形成される、郷愁 】
我社では新たな分業制度が形成され、昔の方法を懐かしく思い郷愁に浸った。(高1)
分業制の工場には、毎年素晴らしい人間関係が形成される。しかし皆故郷を離れた人間ばかりのため、郷愁にかられて泣いてしまったり、はじめは大変だという。(高1)
【お題: 精度、後世、劣化 】
機械の精度を高め、劣化を遅くし、後世に継いでいきたい。(中2)
【お題: 澄んでいる、人影、あわれみ 】
私の飼い犬が、突然人影に気づき駆け出した。追いかけてみると、そこには貧しい格好だが澄んだ瞳をした少年がいた。私はその少年にどこか哀れみを感じた。(中1)
青く澄んでいる空の下で、沢山の人影があったが、僕は何故かそれを哀れに思ってしまった。(中2)
彼は澄んでいる空の下にいる人影をあわれみの目で見る。(中3)
澄んだ空気、人影もなく、あわれみが心へと染みていく。(中2)
(パート5へ続く)