授業をしていると、
「この間、この子にはこの教え方でバッチリ上手くいったのに、この子にはちょっと合わないな。別の方法でいこう。」
なんて思うことがたくさんある。
個別指導でもそうだし、集団一斉指導の授業でもそうだ。
まあ、考えてみれば当たり前だよね。
相手は生身の人間。
一人一人全て違う。
性格から学力の現在地から、何から何までね。
しかも、同じ子だってその日によって気分が変わったりもするから、
そもそも全く同じ教え方で全ての授業をやれるなんていう考えが間違ってる。
毎回毎回、その子の表情や受け答えのしかたをちゃんと見て、
臨機応変に教え方を少しずつ変えていく。
もっとも、僕や講師たちも人間だから、その判断が間違ってしまうこともある。
そういう時は「ごめん!申し訳ない!」と内心思いながら、
次回の授業で挽回する。
そして、失ったマイナス分を大きくプラスに変えていく。
だからだろうね。
この業界には「教え方マニュアル」とか「指導マニュアル」なんてものが存在するけど、
そんなものはほとんど役に立たない。
マニュアル通りに進む授業なんて、こっちも面白くないし、生徒も面白くないだろう。
授業の正解はマニュアルにあるのではなく、目の前の生徒にある。
そんな風に、日々、毎回毎回、前とは少しずつ違う授業ができるから、
この仕事は楽しい。
塾の仕事の大きな醍醐味だと言える。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!