たとえば、僕が何かを注意したり、
「これって、こういうことだよねぇ?」って質問して、
すぐに、間髪入れずに「はい」と返事をする子。
何も言わないよりは、こうやって素直に返事をするのはもちろん悪いことではないのだけれど、
あえて、苦言を言わせてもらうね。
素直に「はい」って返事をすればいい、ってもんじゃないのよ。
中には、何か注意をされた際に、とりあえず「はい」と答えることが
まるでプログラミングされてるのかのごとく間髪入れずに返事をする子もいたりするんだけど、
大事なのは、「はい」と返事をする前に、
言われた内容をちゃんと理解することなのだ。
何を言われたのかをちゃんと理解して、それに納得がいった場合に「はい」、
もし、よく理解できなかったり、ちょっと納得がいかなかったりした場合は、
それをちゃんと言葉で伝えなくてはいけない。
「はい」と答えるのではなくてね。
それが出来てないと、
最悪、相手からの信頼を失ってしまうことにもなりかねない。
「はい」って言ったくせに何も分かってないじゃん!って思われちゃうから。
何でもかんでも素直に「はい」と答える人ではなく、
言われたことをちゃんと頭で理解し、
何か言いたいと思ったら、ちゃんとそれを言葉で伝えられる人。
春アカ生たちにはそういう大人になってほしいと、
心からそう願ってる。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!