勉強をしてると、ついつい頭の中だけで考えてしまうことが多い。
数学の途中計算しかり、英語の和文英訳しかりだ。
どうしても、いちいち手で書くよりも頭の中で処理してしまった方が早いような気がしてしまう。
でもねー、
実はねー、
人間の脳って、AIなんかよりはずっと優秀なんだけど、
ダメなところは本当にダメなのよ。
それがまた良いところなんだけどね。
たとえば、一度頭の中に描いた画像、
時間とともに細部が少―しずつ変わっていってしまうのよ。
まるで「アハ体験」のように。
しかも、それが変わったことに気付けない。
だから、数学の計算でいつの間にかマイナスが無くなってしまったり、
和文英訳をしようとする時に途中から訳が分からなくなってしまったりする。
それを防ぐ唯一にして最も効果的な方法は、
「手を使って書く」こと。
これしかない。
でも、これは本当に最強。
書くことに慣れてないと、最初は時間がかかるかもしれないけれど、
そんなものは回数を重ねていくうちに自然と速くなっていく。
一度書いたものは、そこにちゃんと残ってる。
これは脳にとっても負担が軽くなってありがたいこと。
その分、「考える」ことに全フリできるようになる。
だからこの方が圧倒的に効果的。
手を使って書く。
それによって「ちゃんと目に見える状態」にする。
これって、とても重要なことだ。
しかも、手を使うことで脳が活性化されるという嬉しいオマケもついてるから、
もう一石二鳥どころではなく、一石何鳥もだよ。
もちろん、「丁寧な字で書く」ことは大前提。
自分が書いた文字が雑過ぎて判読できなかったら、元も子もないからね。
あと、ここに書いた人間の脳の話、
ちゃんとした脳科学的な根拠は無いので、もしかしたら間違っているかもしれないが、
僕自身の経験と30年以上いろいろな生徒たちを見てきた実体験に基づくものだ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!