3/16に行われた中2北辰テストの「福地的、問題の分析と講評」。
前回の理科に続き、
最後の教科、英語だ。
全県平均点がずっと40点前後という危機的な状況に陥っている英語。
はたして今回の問題はどのような感じだったのだろうか。
そして、全県平均は何点くらいになるのだろうか
早速見ていくことにしよう。
【大問1】
リスニング。問題の長さは13分弱。長くもなく短くもなく、いたって標準的だ。
問題の方も、特にひねったものや考えさせられるようなものは無し。
普通に聴き取れれば正解できるものばかり。
No. 7のような問題は、文法の知識がガチッと固まって入れあ、それもまた助けになるね。
満点通過者も少なくないだろうという予想。
【大問2】
うーむ。これも、基本単語と基本文法がちゃんと身についていれば、
秒で正解できる問題ばかりだ。
問3は、今回は和文英訳問題だったけど、本来ここは自由英作文形式の問題。次回以降はそうなるはずだ。
【大問3】
短めの長文。教科書レベルの英文だね。文章自体は難しくなかったけれど、問題の方はちょっと難しく感じるものもあったはず。
問1 → 普段から和文英訳の練習をしてないと、このレベルは意外と難しいかも。最初の一歩は、「友人がいます → 友人を持っています」と言い換えるところからだね。
問2 → 代名詞が誰を指すか。これは瞬殺でしょう。
問3 → このlikeが動詞ではないことを見抜くことがまず最初。といっても、あくまでも基本的なことだがね。
問4 → be動詞の疑問文なので、主語が見抜ければ瞬殺。
問5 → 内容に関する問題。これは迷いようがないでしょう。
【大問4】
ちょっと長めの会話文。といっても、今回はまだ短い方だ。親切設計だね。
けど、今後はこの大問4の文章が、今回の1.5倍弱の分量になるよ。
文章のレベル自体は教科書とほぼイコールなので、基礎をしっかりと固めながら読む練習を積んでいけばOK。
問1 → 4つの選択肢を正しく読み取れれば迷わず正解できる。
問2 → 「ing形(動名詞)は主語になれる」ということを理解し、練習でそれに慣れること。
問3 → 文章を正しく読み取れてれば、何も迷うことは無し。
問4 → 文法項目としては「比較の表現」。あとは、やはりここでも、文章の意味を正しく読み取れてることがカギを握る。
問5 → これは一瞬悩んだ子も多かったかもしれないね。実際は、「週末はどうでしたか」って聞いてんだなってことに気づければなんてことはないけれど。ただ、そこで疑問詞howが出てくるかどうかは、日頃からどれだけ英語の勉強を積み上げてきてるか次第だね。
問6 → 単語の問題。どれも重要単語。ぜひ「瞬殺」で解けるように。
問7 → 内容に関する問題。正しく読み取れていれば迷いようがなく解ける。
【大問5】
短い文章の長文問題。
問1と問2 → どちらも文章中にモロ答えが書かれてあるよね。
問3 → 今回は和文英訳。どちらも接続詞を使うものだったね。本来ここは自由英作文が来る場所だから、次回からはそうなるはず。
以上、英語はこんな感じ。
全体の印象としては、
「文章を正しく読む力」がとても重要視されている問題だ。
何となくフワッとした理解で読み進めるのではなく、一文一文をしっかりと読んでいく力。
これが大きなカギを握っているということ。
文章のレベルは教科書とほぼ同じか、むしろ少し簡単なくらい。
このレベルの文章を正しく読めることが、まず何よりも重要だということだ。
あとは、和文英訳の練習を多く積んでいれば、
語句整序や英文中の空所補充は全く難しく感じずに解ける問題だった。
つまり、必要なことは、
正しい文法知識を土台とし、英文を正しく読めること。そして、日本語を正しく英語に直せること。
これだ。これを時間をかけて毎日コツコツと継続して身につけていった子は、今回余裕で解けたに違いない。
春日部アカデミーも、今後この2つの習得にさらに力を入れていくよ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!