3/16に行われた中2北辰テストの「福地的、問題の分析と講評」。
前回の数学に続き、
今回は理科。
国・数・社と、難易度の高くない問題が続いてきたが、
はたして理科はどうだろうか。
早速見ていこう。
【大問1】
小問集合。必要な知識はほんのちょっとだけレベルが高めのもの。これは昨年の公立入試の傾向と似てるね。
最初にこのレベルが来て面喰った受験生も少なくないんじゃないかな。
問1 → 火成岩の種類とそれぞれの特徴を正確に覚えてないと解けない。といっても、これは絶対に覚えておくべきことだけどね。
問2 → 花のつくりを正確に覚えていたかな?
問3 → 金属の性質。これは鉄板問題だ。(金属だけにね笑)
問4 → こういう用語もちゃんと正確に覚えておくことが大切。問5や問7もそうだ。
問6 → 植物と動物の細胞のつくりを正確に覚えていたかな?
問8 → 凸レンズの基本なんだけど、意外と盲点なんだよね、これ。
【大問2】
雲のでき方や前線に関する問題。計算問題は一切無くて全て知識だけで解ける問題だから、難易度的には難しくない。
問1 → 寒冷と温暖、2つの前線の基礎知識だね。
問2 → 天気記号。これに関しても要チェック。覚えるべきことは多くないし、覚えていれば確実に得点できる。
問3 → 前線通過の前後の様子。これも基礎中の基礎。
問4 → 記述問題だけど、求められてるアンサーは超鉄板の内容。
問5 → この前線の名前、数年前の公立入試で出されたな~。
【大問3】
唾液のはたらきとか消化酵素の問題。
問1 → 実験操作に関することは絶対に問題に出されるので、この実験だけでなく全ての実験に関して、要チェックね。「なぜそれをするのか」っていうこともあわせてね。
問2、問3 → 知識をもとに、文章や実験結果を正確に読み取りながら解かないといけない問題。これはなかなかの良問。この手の問題が、今後理科では増えていくよ。
問4、問5 → 消化酵素の種類、含まれている物質、何を何に分解するのかということ、これらを正確に覚えておかないと解けない問題。春アカ生たちは、いずれここもガッツリ復習してもらうよ。
【大問4】
気体の性質の問題。考えさせる問題は無くて、全て知識だけで答えられる問題。
ボーナス問題だね。
問1 → これも、「なぜそうするのか」ということに関するもの。絶対に外さないこと。
問2 → メジャーな気体の性質は必ず覚えておくべし。
問3 → 気体の発生方法も同様ね。
問4 → これも超基本的な内容だし、
問5 → これも「なぜそういう操作をしたのか」ということだね。
【大問5】
電流、電圧、抵抗に関する問題。ここで初めて計算問題が出てくる。
なんて易しい問題なんだろう。
問1 → 電流系の読み取り方。超基礎。瞬殺。
問2 → これもオームの法則の例題レベルだし、
問3 → これが問題になることは逆に衝撃。今回だけだよ、こんな簡単なのが出るのは。
問4 → 直列回路と並列回路の電流と電圧の関係の基礎知識を組み合わせれば余裕。
問5 → 最後に来て初めて入試レベルの問題がやってきた、という感じだね。下線部の後に続く先生のセリフがヒントになっている。こういうことがあるのも、理科の問題の特徴。解くのに若干時間はかかるけど、これも基礎の組み合わせだよ。
以上、理科はこんな感じ。
社会と同じように、理科も簡単そのものだった。
なので、理科の時に書いたことと同じことをここに再度記しておこう。
ただ、このレベルの問題にまだ十分に慣れておらず、
そのせいで「難しい」と感じた受験生も多いのではないか。
数ヵ月後、このレベルの問題をスラスラと解き進められるようになることが、
当面の君たちの目標だ。
そのためには、
決して、難問中心の練習などはせず、
基礎から地道にコツコツと固めていくことが何よりも重要だ。
基礎が緩いと何も始まらないけど、
基礎がしっかり固まってれば、解ける問題は自然と増えてくる。
勉強とは、そういうもの。
我が自慢の春アカ生たちよ。
4月からいよいよ、中学内容の本格的な復習を始めていくぞよ!
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!