3/16に行われた中2北辰テストの「福地的、問題の分析と講評」。
前回の社会に続き、
今回は数学。
なぜだろう、昨日は「数学をやるぞ」って思って張り切ってたのに、
気付いたら社会をやってた。我ながら、謎。
ま、いいや、結局のところは同じだし。
中2までの内容でも十分に難問作成が可能なのが、この数学。
今回はどんな感じだっただろうか。
早速見ていくことにしよう。
【大問1】
(1)から(6)は純粋な計算問題。ここでは1問も落とすわけにはいかないね。
(7)の角度を求める問題も、教科書の例題レベルで瞬殺。
(8)は、問題文の意味が分かったかな?「a-2が、-5か+5のどちらかになる」ってことだからね。
(9)は、速さの典型題。瞬殺可能。
(10)は、一見難しそうに見えて、反比例の本質(x×yが常に一定)がちゃんと理解できてれば一瞬で解ける。
(11)は、これまた典型的な文章題。②で求められてるアンサーは①のxやyをそのまま聞かれてるのではない、というのは、今後もここの問題ではずっと続いていくこと。
【大問2】
(1)の作図問題は、驚くほど簡単。というか、親切問題。何を作図すればよいかをモロに教えてくれてるからね。ここまでの親切設計は、多分今回が最初で最後。
(2)は、力ずくで正解が出せるでしょう。20までの素数なんて、限られてるし。
(3)は、平行四辺形の超基本。
(4)も、円錐の展開図(表面積)の基本問題だね。
(5)は、北辰ではおなじみの「規則性」の問題。
①は、力ずくで解けるからここは頑張って解くべし。②は、慣れてないと解答の道筋が見えてこないけど、慣れてくれば、これは規則性の問題としては易しいレベル。本番で解けなかった人も、解説を読んで自力で解けるようにしておこう。
【大問3】
一次関数の問題。毎回、この大問3は関数の問題で、中でも(1)は超基礎レベルの問題なので、ここは絶対に正解しておくこと。
(1)、上記の通りね。グラフに式を書き込めば、間違えるはずがない。
(2)は、慣れてないと何をすればよいのかが全く見えてこないと思う。ただこれも、実は問題の難易度としては決して難しくない。こういう問題も普通に解けるようにするためには、まず基礎をガッチリと固めた後に、応用問題の経験値を上げていくことだ。
【大問4】
図形の問題。この大問4も、これからずっと図形の問題になる。
(1)の合同の証明は、与えられた条件を図に書き込んでいけば、ちゃんと合同条件が見えてくる仕組み。図形の問題と関数の問題は、「分かってる情報を全て書き込むこと」が絶対だからね。
(2)は、(1)で合同を証明した2つの三角形を利用。これもまた、図形に書き込んでいけば自ずと答えが見えてくる。
(3)は、ちょっと、いや、かなり手間がかかる問題。解き方の道筋が見えても、解くのに結構な時間を要するはず。毎回このラスト問題はこの手の問題が出されるので、数学猛者か数学マニア以外は、下手に手を出さない方がいい。それよりも、確実に取れる問題で取るべし。
以上、数学はこんな感じ。
途中でも何度か書いたが、
実は難易度的には決して難しいものではない。
中2のこの時期の北辰だから、まあそれも当然かもしれないが。
ただ、このレベルの問題にまだ十分に慣れておらず、
そのせいで「難しい」と感じた受験生も多いのではないか。
数ヵ月後、このレベルの問題をスラスラと解き進められるようになることが、
当面の君たちの目標だ。
そのためには、
決して、難問中心の練習などはせず、
基礎から地道にコツコツと固めていくことが何よりも重要だ。
基礎が緩いと何も始まらないけど、
基礎がしっかり固まってれば、解ける問題は自然と増えてくる。
勉強とは、そういうもの。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!