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【R06年度・中2・3月北辰テスト(3/16実施)】福地的、問題の分析と講評<国語>

 

 

一昨日、中2の北辰テストが行われた。

 

一応、中2としては今回が第2回のようだが、今回が初めての北辰テストだった生徒も多いのではないか。

 

 

慣れない会場で受けるテストで緊張もしただろう。

 

普段の力を発揮できないどころか、「どうやって発揮したらよいか分からない」という子もいたかもしれない。

 

 

でも大丈夫だ。心配はいらない。

 

君たちはこれからほぼ毎月、この「北辰テスト」を受けることになる。

 

日々、「地道にコツコツ」を続け、毎回毎回の北辰テストに真剣に臨んでいけば、

 

その分、大きな見返りを得ることができる。

 

 

 

さて、恒例の「福地的、問題の分析と講評」を今回も行っていこうと思う。

 

 

第1回目は国語からスタートだ。

 

 

 

【大問1】

 

将来、「イス作り」の仕事に携わることを目標にしてる、2人の中学生男女の物語。女の子の方はちょっと気が強くて、男の方がその勢いに押される、

というよくある構図で始まる話ではあったが、

途中から出てきた「じいちゃん」の言葉がとても重みがあるもので、つい読み入ってしまった。

「人間なんてのはな、だれだってだれかに寄りかかって生きてんだよ。」

という言葉は、なんか突き刺さったなぁ。。。

 

 

問題の方は、

 

まず文章の長さにまず圧倒された子が多かったかもしれないね。

 

でもこれが、北辰テストの標準的な長さだ。

 

春アカ生は大丈夫。今はちょっと大変でも、4月から授業でしっかり練習をして、

 

9月には普通にサクッと読めるようになってるから。

 

 

設問の方も、

 

3つの選択肢問題は、どれも各選択肢の文を正確に読み取れば、迷うことなく正解を選べる。

 

2つの記述問題も、どちらも使う語句が限定されてるので、それをヒントに本文中から「答えになる箇所」を探して、それを元に解答の文章を作り上げればよい。北辰テストの典型的な出題形式だ。

 

特に難しさもなく、満点通過も十分に可能な問題。

 

 

 

【大問2】

 

漢字の読み書きは、特に難しいものではない。こういうところに、日頃からの努力の積み上げの成果が表れるね。

 

2つの文法問題(問2と問3)も、ごく基本レベル。この程度なら、一通り学習しておくだけで正解可能。

 

問4は、ちょっと面白い問題だね。日頃から、日本語にどれだけ関心を持ってるかが試されるかな。ちなみにこの「光」は、「(その土地の)素晴らしいところ」という意味。「素晴らしい=光のように輝いてる」っていうことだね。

 

問5も、日本語の知識や日頃からの関心が問われるかな。(2)なんて、この問題文から正解を出すって、意外とハードなことよ?

 

 

 

【大問3】

 

植物の「道管」の話から始まって、植物の進化、そして「弱肉強食」や「適者生存」の話になり、最後は「強さとは何か」という話で終わる。実に興味深い話であった。

また、「道管」「裸子植物」「被子植物」など、理科で学んだ用語や、「タイガ」など、社会で学んだ用語もふんだんに出てくる。これらの言葉が何のことを言ってるのかが瞬時に分かれば、それだけ文章も読みやすくなる。ある教科の学習が他教科にも役に立つという一例だ。

 

 

問題の方は、

 

問1 → 字数指定のある書き抜き問題で、内容も分かりやすいので楽勝。

 

問2 → ここに入る接続詞で迷う人、いないよね?

 

問3 → 指定された語句を中心に答えの文章を作れば良いので、これまた特に難しくない。

 

問4 → 字数指定もあるし、文章が描いているものを頭にちゃんと思い描けてれば、探すのに少し時間はかかっても正解をちゃんと見つけられるでしょう。

 

問5 → 選択肢の文章を正確に読み取れれば一撃で正解が見つかるけど、適当に読んでしまうと、一見どれも正解に見えてしまう。正確な「読み取り力」が試されるね。

 

 

こんな感じで、大問4に行こうか。

 

 

 

【大問4】

 

左側の口語訳を頼りに読み進めれば、難しさを感じる隙は無いだろう。

 

学校の教科書レベルの古文の文章に慣れていれば迷いようがない。

 

問1は、お決まりの歴史的仮名遣いの問題だし、

 

問2も、話の情景が頭に思い浮かべられてれば秒で正解が見つかる。

 

問3は、本文中にもろに答えが書いてあるし、

 

問4も、「~と感じ給ひける」って、ハッキリと答えが書かれてある。

 

 

余裕で満点通過できる問題だね。

 

 

 

【大問5】

 

お題は「映画などの原作を、前に見るか後に見るか」というもの。

 

誰しも一度は考えたことがあることだろう。

 

 

ただねー、この作文問題は、いくら文章が上手でも、指示に従ってないと、最悪0点になる可能性がある。

 

 

でも、春アカ生は大丈夫。夏休みからガッツリ作文の練習をするから。

 

何度か「型」に従って書く練習をしたら、作文での高得点は約束する。

 

過去の先輩たちがずっとそうだったからね。

 

 

 

 

以上、国語はこんな感じ。

 

 

全体の印象としては、まあこの時期のテストだからなのかもしれないが、

 

ものすごく易しい問題である。

 

満点もそれなりにいるだろうし、

 

平均点も高くなるんじゃないかな~、って思う。

 

 

日頃から、「三語短文」など地道な努力をコツコツ積み上げていってれば、

 

北辰テストの国語なんて、全くもって恐れる対象ではない、ってことだ。

 

 

来年度の春アカ中3生たちも、国語が一番の点取り教科になるんだろうな。

 

そんな気がする。

 

 

 

以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!