三語短文秀逸作品発表会の26回目。
こちらのパート1に続き、
ここからはパート2。
では早速どうぞ。
【お題: 我田引水、阻害、暴挙 】
体育祭での我田引水な行いを避けるため集団行動を阻害する者を厳しく処罰したら、一部の人々から暴挙であると批判された。(中3)
暴挙に出て、部下の作業を阻害したことについて、我田引水の言い訳では許されない。(中1)
【お題: 一進一退、賛同、悲哀 】
手術を行うという医師の提案に賛同して妻は手術を受けたが、彼女の病状は一進一退で一向に回復しないため、私の心は悲哀に満ちた。(高1)
一進一退を繰り返し、球技大会で全員が楽しめるルールを考えたが、賛同されず悲哀を感じている。(中1)
【お題: 悪戦苦闘、追随、疎外 】
他の追随を許さないほど優秀な部長を負かすために全部員が悪戦苦闘しているが、それに対して彼は疎外感を抱いている。(高1)
友達づくりに悪戦苦闘したので、流行を追随して人気者になろうとしたが疎外されると思い、諦めた。(中1)
【お題: 持論、生返事、足並み 】
生返事で持論を言わない人がほとんどで、クラスの足並みがそろわないと先生はあきれていた。(小5)
朝ごはんは和食にかぎる、という彼の持論に足並みを揃える必要はなく、僕はそうだねと気乗りのしない生返事をしておいた。(中1)
【お題: 名高い、矢継ぎ早に、和解 】
その名高い弁護士は、矢継ぎ早に質問をして和解を試みた。(中1)
今回はここまで!
僕らが毎日使ってる日本語。
でも果たして、どれだけの人がそれを常に正しく使えてるだろうか。
普段の日常会話では、相手による「補正」が入るので、
たとえおかしな日本語を使っていてもスルーされてしまうことが多い。
実際、それをいちいち指摘してると会話がスムーズに進まなくなるからね。
だからこそ、この三語短文の意義は大きい。
これを毎日しっかりとやり続けていくことで、
正しい日本語の力は確実に身につく。
正しい言葉の使い方を身につけられれば、
より正しい知識を身につけることができ、
より正しく考えることができる。
それが将来どんなに大きな意味を持つかは、
わざわざここに書く必要も無いだろう。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!