よく、個別指導の塾なんかのチラシやホームページで、
「オーダーメイドカリキュラム」っていう言葉を目にするけど、
僕は正直、この言葉があまり好きではない。
っていうか、違和感を感じる。
生徒の学力状況や学習姿勢の現在地によって、
授業の進め方やアプローチのしかたを変えるのは、もちろん重要なこと。
でも、学力を身につけて成績を上げるためのカリキュラムって、一つしかないよ。
基礎から丁寧に積み上げて、基礎をガチガチに固めた状態で次に進んでいく、っていうね。
小中高の学びは、どの教科も全て一本の線でつながってる。
数学なんかだと、計算と図形っていう感じで、いくつかのジャンルで分かれるけれど、
それだって、各々、基礎の土台の上に新しい内容が乗っかっていく感じだ。
そこは、生徒によって変えてよいものではない。
下手に変えたら、生徒の学力は基礎の土台から総崩れだ。
もしかしたら、僕が「オーダーメイドカリキュラム」っていう言葉の意味を勘違いしてるのかもしれないけれど、
カリキュラムを生徒ごとにオーダーメイドしていくって、
僕にとっては、まじで、違和感しかないんだよね。
変えていいのは、そこではない。
変えるべきなのは、そこではない。
なんか、「オーダーメイド」っていう言葉の響きが良いだけに、
逆にモヤモヤ感が消えないんだよね。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!