埼玉県の公立高校が、「スクールミッション」というものを策定したらしい。
施行日は今年の4月1日。
県の教育委員会によると、
「スクール・ミッションとは」
育成を目指す資質・能力に関する方針などの「三つの方針」を各高等学校が策定する前提として、期待される社会的役割等(スクール・ミッション)を再定義するものです。
ということらしい。
今までもあった各高校の「スクールポリシー」を一歩先に進めたようなものらしいけど、
これは、大学の3ポリ(アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー)に近いものにしようとしてるのだろうか。
今の中1の代から始まる、高校入試における面接試験に向けての布石の意味もあるのかな?
興味深いので、めぼしい高校のものをいくつかここでも紹介しておこう。
「質実剛健」を校訓、「文武両道」を教育方針とする学校として、様々な教科・科目を通して幅広い学問に触れ、世界で通用する総合知を身に付ける学習活動等を実施し、社会の発展に尽くす使命感を持ち、リーダーとして広く社会で活躍できる人材を育成します。
大宮高校
教員と生徒を含めた学び合いの風土がある学校として、勉強と部活動等の両立の実践や自主自律の精神を涵養する教育活動を行い、豊かな人間性と創造性を備え、高い志と強い使命感を持った未来を創るリーダーとなる人材を育成します。
「尚文昌武」の理念の下、全人教育を重んじ、学問を尊び、教養主義を実践する教育活動を通して、深い教養や高い志を養い、世界のどこかを支える、時代が求めるリーダーとなる人材を育成します。
浦和第一女子高校
自らの将来像を確立すべく、多様な活動の中で切磋琢磨し合える学校として、学問の魅力を伝える授業や国際交流、探究活動等を通して、世界で活躍できる知性と教養、たくましさを備え、社会に貢献する高い志を持った魅力あるリーダーとなる人材を育成します。
越谷北高校
「立志・探究・奉仕」を校訓とし、リベラルアーツに基づく幅広い学びと、全ての教育活動における主体的・対話的で深い学びを通して、主体性や協働性、国際感覚を養い、高い理想と豊かな人間性を兼ね備えたグローバルリーダーとなる人材を育成します。
不動岡高校
科学教育と国際理解教育を軸に地域に貢献する学校として、探究活動及び文理融合型のリベラルアーツを実践し、知識・技能や思考力・判断力・表現力、主体的に学びに向かう力を総合的に養い、明日の世界を創造する品格あるリーダーとなる人材を育成します。
他にも県立高校は全てこの「スクールミッション」を策定してるらしい。
もし興味があれば、県の教育委員会のHPで調べてみることをお勧めする。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!