ふと考えてみた。
もし今年、第一志望校合格率が100%じゃなかったらどうだっただろうって。
ま、去年は実際にそうなってしまったんだけれども、
2年連続そんなことを起こしてしまったら、どうなっていただろうって。
大学受験は、また別の意味合いがあるけれど、
高校受験は、最近は特に、「易化」の一途をたどってる。
それに、本当にただの通過点でしかなくて、
たとえばそれは、100kmの障害物競走で(実際にそんなものは無いけれど)、
途中のちょっと大きな川をポーンとジャンプして渡るようなもの。
僕らはそれに向けて、しっかりと助走を付けさせ、
自力でジャンプさせて自力でちゃんと着地をさせて、
そこからまたレースを続けさせる。
塾の中には、ジャンプする直前の位置に発射台を用意して、
完全自力ではなくても楽に着地させてくれるところもあるけど、
春アカはそういう指導はしないからね。
だから、自力でジャンプして川を無事に飛び越えて正しく着地できるまでを、
僕らはただ見ることしか出来ないのだけれど、
もしそこで、万が一着地に失敗してしまったら、
つまり、第一志望に不合格となってしまったら、
もしそうなってしまったら、
そんなことが起きてしまったら、
やっぱり、
深い後悔の念と「ごめんね」という気持ちでいっぱいになるんだろうな、と思う。
たとえ第一志望校に合格しなくても、
そこに至るまでの努力や経験は将来きっとプラスになる、
なんて言う人もいるけれど、
僕は多分、そういう気持ちにはなれないだろうなと思う。
もちろん、いくら後悔しても、いくら「ごめん」と言っても、結果を変えることはできないけれど、
「次は必ず成功させような」という強い思いで、
高校生になってからも引き続き伴走を続けていくことを誓うと思う。
もちろん、それを相手に拒否されればそれまでの話であるのだけれどね。
でも、ずっと心のどこかで「ごめんね」って思い続けるんだろうな。
現に、今もそうだしね。
だから僕は、そういう思いはしたくないから、
「第一志望校合格率100%」にこだわり続ける。
来年も、そして再来年も、ずっとだ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました。