春日部の塾|春日部アカデミー通信

春日部の塾「春日部アカデミー」塾長福地の何でもブログ

【学校先取り授業の落とし穴】「先取りしてりゃいい」という話ではないのです

 

 

勉強や学びで何が最も重要かと言われれば、

 

それは間違いなく、「基礎から丁寧に積み上げていくこと」だ。

 

それをないがしろにして成績を上げるのは不可能。

 

たとえ一時的に上がったとしても、

 

長い目で見たら、絶対にどこかで行き詰まる。

 

 

 

だから、春日部アカデミーでは、

 

どんな子に対しても、基礎の基礎からしっかりと指導を積み上げていく。

 

たとえ生徒の方から「ここは出来るので大丈夫です」と言われても、

 

本人が気付いていない、もしくは重要視していない小さな穴が開いてる場合がほとんどなので、

 

「だったらここは飛ばそうか」とは絶対にしない。

 

それが原因であとで大きくつまずいてしまっても、

 

その時にはもう後に引き返せない、手遅れになってしまうからだ。

 

 

 

ところが、こういう形で指導をしていると、

 

学校の進度に先を越されてしまう、ということも生じてくる。

 

たしかに、塾である以上は、「学校の先取り」を維持するのが本筋なのかもしれない。

 

 

しかし、そこで、

 

「じゃあ途中のこの部分は飛ばして学校の先取り内容をやろうか」ってやってしまうと、

 

何が起こるか。

 

 

その時は良いだろう。とりあえず学校の授業の内容はちゃんと理解できるはずだ。

 

しかし、本来であればそこに至るまでの間にちゃんと身につけておくべきことを、全部すっ飛ばしてしまってるので、

 

新しい知識がちゃんと身につくこと、頭と体にしっかりと染み込むことを期待するのは、

 

まず無理だろう。

 

柱の無い家に壁を取り付けようとしてるわけだから当然の話だ。

 

 

塾の中には、学校の授業がある通常期はとにかく学校の先取りを死守し、夏休みなどの長期休みに、「夏期講習」などの形でまとめて復習をする塾もある。

 

何を隠そう、春日部アカデミーもそのスタイルだった。

 

 

しかしそれでは学力が本当の意味では身につかないということが、

 

数年間このスタイルでやってきてハッキリと見えてきた。

 

 

その当時の生徒たちには本当に申し訳ない話ではあるが。

 

 

けど、見えてきた以上はそれを変えないわけにはいかない。

 

 

なので、春日部アカデミーでは今後、

 

「通常期は学校の先取りを死守し、復習は長期休みにまとめて」というスタイルから脱却する。

 

 

それよりも大事な、「基礎からの丁寧な積み上げ」を最優先させた進め方に変更する。

 

 

一時的に学校の進度よりも遅くなってしまうこともあるかもしれないが、

 

この形で進めていけば、いずれ必ず学校の先取りスタイルになる。

 

だって、最長2年で中学3年間分の内容を学習し終えることができるのだから。

 

 

これも、僕の頭の中だけでの計算なのではなく、

 

実際に何人かの生徒でやってみて実証済みのことだ。

 

 

 

以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!