さっきの「数学・標準版」に続き、
ここからは数学の学校選択版。
早速本題に入るよ。
【大問1】
(3)までは純粋な計算問題。(3)は、「(3x-1)(y+2)」って因数分解ができれば、あとは楽勝でしょ。
(4)と(5)は、標準版と共通の問題だね。
(6)は、一応「反比例の応用」になるけど、18の約数を書き出せば余裕。
(7)は、ちょっと考えさせられかもね。というか、手間がかかる。学校選択あるあるだけれども。
大きな立体(正四面体OABC)の体積から小さな立体(三角錐A-OPQ)の体積を切り取るっていうのが常道のやり方だけど、まあ、面倒くさいわな。
(8)の確率も、計算がほんの少し複雑になるけど、決して難しい問題ではない。
(9)は、地道にやれば答えは出せるけど、まあ、やることが多くて時間がかかる。これも学校選択あるある。
(10)は、うってかわって相対度数の超基礎問題。(9)との落差よ。
【大問2】
(1)の作図は、難しい。これは「捨て問」対象でいいかもね。最近の学校選択数学は、作図が異様に難しくなっている。
(2)は、要は四角形DEFAが平行四辺形であることを証明すればいいんだよね。標準版の数学も証明は平行四辺形だった。これは新たな傾向なのか?
【大問3】
これは、標準版の方の大問3と一字一句変わらず全く同じなので、割愛。
【大問4】
(1)は、学校選択にしてみたら超絶簡単な問題。いったい何が起きた?というレベル。
(2)は、計算はちと面倒くさいけど、回転体の問題の典型題。
(3)は、標準版の方と全く同じなので、割愛。
【大問5】
(1)、解いてみると、何てことはない、普通の「三平方の定理の応用」なのだが、それに気付けるかどうかは、以下に基礎をしっかりと固めてきてるかによるね。
(2)は、最初にやることは、条件の状態を真横から見た平面図で表すことで、そこから2つの球の半径の状態を図に書き入れる。そうすると見えてくるんだけれど、もしかしたら捨て問対象でも良いかもね。
ただ、解けたときの達成感や爽快感は半端ないよ。
以上、数学(学校選択版)はこんな感じ。
全体的な難易度は例年並み?っていう印象。
平均点もあまり変わらないかと思うけど、
問題の難易度のバラつきがちょっと極端で、それで無駄に点を落としてしまった受験生もいるかも。
超ムズの問題の後に激カンタンな問題があったりしたからね。
そういう時でも動じずに解き進めていくためには、
やはり基礎、土台をしっかりと固めておくこと。
いたずらにパターンだけを表面的に身につけていくのではなくてね。
いつ何時でも、やはり基礎が大切ってことよ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!