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【福地的、分析と講評<数学・標準版>】2025年度埼玉県公立高校入試

 

 

昨日は他業務に追われて時間が取れず、

 

入試問題の分析と講評を書くことができなかった。

 

なので、今日は昨日の分もあわせて2つ書く。

 

 

というわけで、

 

前回の「国語」に続き、

 

k-acdm.jp

 

 

まずは数学の標準版の方から。

 

 

早速本題に入ろう。

 

 

 

【大問1】

 

(8)までは純粋な計算問題。

 

分母の有理化もあるし、2次方程式は解の公式を使うパターンだし、

 

うむ、例年と同じ感じだ。

 

 

(9)は反比例。反比例は中1の時にやったきり触れる機会が無く中3をむかえるので、

 

しっかりと基礎を身につけておかなくてはいけない。

 

(10)の求角は、典型題ね。

 

(11)、出たね、四分位範囲。毎年こういう形で出されるのよ。

 

(12)の三平方を使いまくっての体積を求めるやつも典型題。

 

(13)の確率も、最近すっかり定番となってきた出題パターン。

 

(14)、△OABの高さを求められれば、あとは楽勝。△OABの中に直角二等辺三角形(特別な三角形の一つ)が隠されてるでしょ?それを使って高さを求める。

 

(15)は典型題。楽勝でしょ。

 

(16)の相対度数の問題は、驚くほど基本レベル。いつもはここには少し難しめの問題が来るが、今年はそうではなかった。

 

 

というわけで、大問1は難問は全くなく、むしろ易しめ。満点解答者(65点)、かなり多いんじゃないかな~。

 

 

 

【大問2】

 

(1)の作図は、「円の接線とはなんぞや」がちゃんと分かってれば、迷うことなく楽勝で解ける。

 

(2)は、ここ数年の中では一番難しい証明問題だったかな。何てったって、「平行四辺形であること」の証明だからね。

大問1が簡単だった分、ここでこれを出してきたか~。

 

 

 

【大問3】

 

おなじみの「規則性」の問題。

 

(1)は、規則性が見えてなくても力づくで解ける問題。なのでここは正解をしておくこと。

 

(2)は、ちょっと複雑ではあるけれど、この手の問題としては決して難しくなくオーソドックスな問題。

けど、そもそも規則性があまり得意でなければ、飛ばすのが賢明な策だね。

 

(3)は、超難問。これは迷わず「捨て問」対象にするべき問題。

 

 

 

【大問4】

 

(1)は、落としちゃいけない問題ね。

 

(2)は、ちょっとやることは多めだけれども、めちゃムズとも言い切れない。△BCPの面積をどう出すかがキモだけど、これを、「△BCD-△PBDで求める」ということが見えれば、あとは淡々と計算を重ねて答えを出すだけ。

 

 

 

 

以上、数学(標準版)はこんな感じ。

 

今年の問題は、大問1が例年以上に易しく、

 

他の問題も、超難問もあったにせよ、多くの問題は「基礎にちょっと毛が生えた程度」の問題。

 

基礎をしっかりと固めて、それを土台にしっかりと積み上げてきた子にとっては、大きな手ごたえがあったはず。

 

 

平均点も上がりそうだな。

 

 

 

以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!