三語短文秀逸作品発表会の23回目。
こちらのパート2に続き、
ここからはパート2。
今回は全部で2部構成。
【お題: 質実剛健、恭順、近郊 】
首都近郊にある中学校には、質実剛健な生徒が多く集まっているが、実態は生徒たちに恭順を促すなどあまり良いものでは無い。(中3)
東京近郊に住んでいる彼は質実剛健な性格で、厳格な社長に恭順の意を表している。(中1)
近郊にあるA高校は質実剛健を校訓にしていて、生徒は礼儀正しく先生に恭順の意を示しているため、地域住民からの評判が良い。(高1)
【お題: 疑心暗鬼、慎む、予知 】
窃盗事件の犯人を探して疑心暗鬼になっている校内では会話を慎めと先生に言われたが、危険を予知した生徒たちによって再犯は防がれた。(中3)
【お題: 横断、大往生、当てずっぽう 】
友人が横断歩道で車に轢かれて亡くなった。彼はあてずっぽうに人生を歩んでいたが、立ち上げた会社も成長したので彼にとっては大往生だっただろう。(中1)
あてずっぽうに世界横断していたら、途中で大住生してしまった。(中1)
【お題: 充足、内憂外患、広範 】
私の会社が持つ内憂外患について広範囲にわたって調査したところ、充足していない部分がたくさんあった。(中1)
国内で消費税引き上げ反対のデモが広範で起こる中で、日米間では貿易摩擦が起こり、まさに内憂外患だ。デモが起きるのは、国民が充足感を感じられていないことの現れだろう。(高1)
【お題: 竜頭蛇尾、匿名、一元化 】
匿名のアンケートの管理を気合いを入れて一元化したが、作業にあきてしまい、竜頭蛇尾に終わった。(中1)
生徒の意見を一元化するために目安箱を取り入れた。最初は多くの生徒が意見を書いたが、匿名性を採り入れなかったために利用する人が徐々に減り竜頭蛇尾となった。(高1)
匿名でチャットを送ることが出来るSNSサイトは、会社が買収され一元化されたことで竜頭蛇尾な結末を迎えた。(中3)
【お題: 的を射た、棚ぼた式、様相 】
棚ぼた式に入社した新人は全くあてにされなかったが、的を射た発言と素晴らしい業務に社員の様相が変わった。(中3)
今回はここまで。
実は、今回の秀逸作品が少なかった理由として、もう一つ考えられることがある。
今、学年末テストの直前期で、そのためか、
提出が滞ってしまってる子も数名いる。
しかし反面、そういう状況であっても毎日必ず提出してる子もいる。
割合的にはこっちの子の方が多い。
うん、この差だよね。
この差が、やがて大きな差となってくる。
テストが近いというのは、僕から言わせれば「やれない理由」にはならない。
三語短文にかかる時間、おそらく長く見積もっても15分程度だろう。
それって、他の勉強を圧迫してしまうほどではないよね。
もちろん、疲れてるのかもしれないっていうのは分かるけど、
そういう状況でも踏ん張れるかどうかって、
勉強なんかよりもはるかに大切なことだよ?
ただ、それが出来る子って勉強も出来るんだけどね。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!