「宿題、やれてないです」
「なんで?」
「色々と忙しかったので・・」
ほぉ、なるほど。
この「忙しかった」という理由、
もはや常套句になってる気がする。
今まで色々な子から何度も何度も聞いてきた。
でも多くの場合、
よくよく聞いてみると、「それ、全然忙しくないじゃん!」っていうオチ。
っていうかさ、
聞くまでもなく分かっちゃうのよね、その子の表情や全身から醸し出される雰囲気を見れば。
本当に忙しくしてる子って、
それが見ただけで分かるくらいに滲み出てるから。
しかもね、そういう子ってほとんど、
「忙しかった」というのを理由にしない。
どんな理由にせよ、
「それをやらない」ということがどんなに不利益なことになるか、
ちゃんと分かってるんだよね。
一方で、何度も忙しさを理由にするのが常習化してる子。
そういう子ってさ、
涼しい顔してるのよ。見るからに、全然忙しそうじゃない(笑)
でも、ちょっとイレギュラーなことが起こると、すぐ「忙しさ」を盾にする。
ま、でも、そう言いたくなる気持ちはよく分かる。
やることが多すぎて逃げ出したくなる気持ちね。
僕も日々、忙しくさせてもらってるけど、
やることが多くて、それが全然終わらなくて
「あー、もう、逃げたい!」って思うこともあるからね。
けど、そこで逃げたらおしまい。
全ては自分に返ってくる。
僕の場合は、それが「仕事」だから、
まさに生死にかかわることに発展しかねない(笑)
だからね、「忙しい」を理由に何かやるべきことがやれなくても、
強く叱ることはしないよ。
でもさ、分かってほしいんだ。
それが結局、自分の成長の幅を狭めてしまうことになるんだよ、
っていうことにね。
忙しい中でも何とか頑張ってやり遂げる。
人の成長ってそこから始まっていくんだと思うし、
その経験が多ければ多いほど、成長の幅は大きくなっていくんじゃないかな。
それを繰り返していくことで、「やれること、できること」が増えていくんだと思うよ?
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!