「私、子供の勉強を全く見てあげられてなくて」
って言う親御さんがたまにいるんだけど、
それ、僕は別に悪いことじゃないと思うんだ。
それよりも、「子供の勉強にハンパに関与する親」っていうのが
一番ダメなパターン。
ずっと長くこの仕事をしてきてるけど、
そういう親の子は、まず成績は伸びない。
親の、子供の勉強への関与のしかたで、
一番理想的なのは、
「一緒に学ぶ」ということだね。
「へえ、そうなんだ~。すごいね~。面白いね~。」っていうのを、
子供と一緒に楽しむ。
もしくは、
「この問題、こうやって解いてみるといいんじゃない?」っていうのを一緒に考えて、
「やった~!解けたね!」を一緒にやる。
つまり、
「一緒に学ぶことを楽しむ」っていうこと。
実はこれはすごく効果があって、
子供が自然と「勉強って楽しいものなんだ」って思うようになるのよね。
子供が何か分からなくて困ってるときは、
「こんなのも分からないの?!」って上から目線な物言いをしたり、
「こんなことも分からない我が子」を嘆くのではなく、
一緒に考える。
そして、一緒に、「へ~!」や「やったねー!」をやる。
僕もいつもものすごく気を付けてるけど、
分からないことや出来てないことを指摘したり注意したりするのって、
実はめちゃくちゃ難しい。
一歩間違えたら子供たちの勉強への意欲を一瞬で破壊するからね。
僕にだってそういう失敗はたくさんある。
ましてや、親御さんは「子育てのプロ」であっても、
「勉強を教えるプロ」ではないので、
そういうことは、プロに全てお任せしてしまった方がいいと思うんだよね。
子供たちのためにも。
そして、親御さん自身のためにも。
あと、これも触れておかないといけないことで、
子供の勉強の中身に深くかかわろうとする親御さんも、
たまにいらっしゃるよね。
内容そのものを教えたり、
そこまではいかなくても、やり方を管理したり。
そういうのって、正直、僕らとしては少々やりづらい部分もあるので、
できればやめていただけると嬉しいんだけれど、
それが難しくても、せめて、
共有はしてほしいなというのが本音。
じゃなければ、受験(もちろん大学受験)までしっかりと責任をもってやってもらいたいかな。
じゃないと、子供たちがかわいそうだから。
さて、ここまでいろいろ書いてきたけれど、
「時間が無くてなかなかそこまでは難しいです」という親御さんは、
最初にも書いたけど、
勉強自体には半端に関与しようとするのではなく、塾に一任。
それでいいと思う。
そうは言っても全くノータッチというわけにはいかないだろうから、
そんな時はどうすればよいのかというと、
子どもの頑張りを信じて、頑張ってる子供をリスペクト。
「○○をやれてないなんてダメじゃない!」じゃなくて、
「○○がやれててすごいね!」というスタンス。
あとは、毎日ちゃんと子供の目を見て会話。
そこで、いつもと違った様子じゃないかを確認する。
そして、どうしても二進も三進も行かなくなったら、
誰かに相談。
ママ友やパパ友もいいけど、できればプロの人がいい。
もちろん、僕もいつでもそういう相談はウェルカム。
結局のところ、それが、
子どもにとっても親にとってもベストなやり方だと思うよ?
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!