「成績爆上げ勉強会」の初日終了。
中学生の子たちには、理科と社会の重要語句暗記に取り組ませた。
既に元となる教材は渡してあるので、
自主的にそれを使って勉強をし始めてる子もチラホラ。
ただ、まだ正しい方法で出来てない子たちもいるので、
今日はそこの指導から始まった。
暗記で一番やっちゃダメなのは、
ただ見て覚えようとすること。
これは大量の暗記には全く向かないし、
運よく覚えられたとしても、早ければ1日でそのほとんどを忘れてしまうだろう。
あともう一つ。
用語だけをただひたすら書く。
たとえば、「承久の乱」が分からなかったから「承久の乱」だけを何度も書く。
これも全く意味が無い。
暗記において、もっとも重要かつ有効なのは、
「声に出して音読すること」だ。
音読をすることで、そこに書かれてる内容がより鮮明になる。
それが「正しい理解」につながり、覚えるのも楽になる。
そして、脳にしっかりと刻み込まれるので、忘れにくくもなる。
だから、今日はまず最初に「声に出して覚えること」を指示したんだ。
静かに黙ってやるなよ、と。
ま、でも、案の定、最初のうちはシーンと静まり返った状態。
恥ずかしさもあるんだろうね。
それは分からなくもない。
でも、何度も言い続けたら、少しずつ声が聞こえ始めてきた。
まだまだ満足のいくレベルではないけれど、
最初に比べたら上出来だ。
そして、現に、そうなり始めてからの方が暗記のスピードも速くなっていった。
これは本人たちも実感してるはず。
さて、最後に一つ大事なことを。
「こうした方がいいよ」とアドバイスされたことは、
まずはそれをやってみること。
それも「人の話を聴く」ということになるし、
それができる子は、確実に成績が上がっていく。
「はい、わかりました」と言いながら、自己流をやり続けて結局それをしない。
これが一番ダメなパターン。
今日の勉強会に参加した子たちは、
とりあえず「やってみる」方向に舵を切ることができた。
それこそが、成績上昇の確実な第一歩。
あとはそれを、ずっと継続して習慣とするだけだ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!