三語短文秀逸作品発表会の21回目。
こちらのパート1に続き、
ここからはパート2。
【お題: 故意、素通り、もってのほか 】
店先の商品を壊された。故意ではなかったとしても、黙って素通りするのはもってのほかだ。
彼は故意に約束を破ったが、素通りしてしまった友人の態度には驚いた。友人がそんな態度をとるなどもってのほかだった。
遅刻するなんてもってのほかだと思っていたが、困ってる人を素通り出来ず、故意で動き遅刻した。
【お題: 一触即発、旺盛、劇的 】
僕らは一髪触発の状態だったが、好奇心旺盛な彼が間に入ってくれたお陰で関係が劇的に良くなった。
食欲旺盛な兄と弟は好物の唐揚げが夕飯に出ると一触即発の状態になっていたが、高校生になるとお互いに大人になり、食卓の様子が劇的に変わった。
クラスの男女は一触即発の状態になっていたが、好奇心旺盛な彼が良い意見を出し、仲は劇的に変わった。
いつも好奇心旺盛な生徒だが、最近劇的に無気力な姿に変貌した。今日は生徒がやる気を取り戻せるかが決まる、一触即発の授業になりそうだ。
【お題: 臨時、冷やかす、ふてぶてしい 】
ふてぶてしい態度の人が、臨時スタッフとして入ってき、ミスをして少し冷やかしたら、怒鳴られた。
臨時ニュースのふてぶてしい表情の被告人を見て彼は冷やかしていたが、彼の変顔そっくりで僕は心の中で笑ったのであった。
【お題: 粉骨砕身、過疎、異端児 】
典型的な過疎地で生まれた少年は粉骨砕身の思いで練習にはげみ、後に「野球界の異端児」とまで呼ばれるようになった。
彼女は異端児だが、過疎化している地域の人口増加のため、粉骨砕身努力している。
彼は過疎化が進み限界集落となった地域の町おこしを1人で粉骨砕身取り組んだため、町内の異端児だと呼ばれた。
地元の異端児が過疎地域を無くすために粉骨砕身する。
地元の過疎地域では異端児と見られていた彼も今では粉骨砕身に徹して働いている。
(パート3へ続く)