今日もまた、嫌な事件があったようだ。
町田市にある法政大学多摩キャンパスで、
女子大学生がハンマーを振り回して8人にケガをさせたと。
最初にこのニュースを見た時に、
「え?またこんな変なヤツが現れたのか?」って思ったんだけど、
どうやらそういうことでもないらしい。
この女子大生は韓国籍の子。
そして、「仲間のグループから無視されて鬱憤が溜まった」とのこと。
要は、いじめられてて、その鬱憤が爆発した、ということなのだと思う。
もちろん、ハンマーで人を傷つけることは良くないけれど、
この子の気持ちを想像すると、同情できなくもない。
きっと、言葉も上手く伝わらなかったのだろう。
何かを伝えたくても、言葉の力が追いつかない。
もしかしたら、そのことをまた馬鹿にされていたのかもしれない。
そうなったらもう、高ぶった感情のはけ口など、無いではないか。
繰り返し言うが、ハンマーを使った暴力行為はしてはいけないことだ。
しかし、この子をここまで追い詰めてしまった側にも
責任は大いにあるのではないか。
たまに、「いじめは、いじめられた側にも責任がある」なんて声も聞くが、
そんなことは断じて無い。
いじめは、いじめた側に100%責任があるのだ。
最初はほんのからかい半分のつもりで相手を弄ったとしても、
相手がそれを嫌がっていたら、即刻それはやめるべきだ。
え? 相手が嫌がってるかどうかって、どうすれば分かるかって?
そんなの、相手の表情や声のトーンの違いで分かるでしょう。
ちょっといつもと違うな、って思ったら、
それは嫌がってるっていうサインなのかもしれない。
それをちゃんとキャッチしてあげなきゃ。
でもね、「自分が楽しければいい」っていう思いがある限り、
それに気付くのは、たぶん無理だろうね。
「相手はどう思ってるのかな」っていう視点は、
いつも持ってないといけないと思うよ?
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!