以前から何度か書いてるけど、
今回も、「子どもは絶対に変わる」という話を。
この子は、三語短文を、やっては続かず、そして僕に注意されてまたやっても、また続かず、
を何度か繰り返してた。
そのたびに理由を聞いて、
だいたいいつも「忘れてしまってました」みたいな感じの理由で、
そのたびに、
「自分でやると決めたなら、忘れないでやらないとね」
「はい」
みたいな会話をし続け、
もうこの会話は何度もして、
で、どうすればいいか、どうすれば忘れないかを自分で考えさせ、
そろそろこっちが何かヒントを与えるタイミングかなと思ったので、
「毎日この時間にやるって決めたらいいんじゃない?」というアドバイスをして、
「それでやってみます」と言ったので、その言葉を信じてみた。
そうしたら、
毎日やってくれるようになった!
以前のこの子からは考えられない快挙だ。
もちろん、これがこの先もずっと続いていくという保証は無い。
でも、その時はまた話せばいい。
一度良い方向に向くことが出来たので、
その時の記憶を思い出させてあげるだけで大丈夫。
肝心な三語短文の中身の方も、
さすがに毎日続けてるだけあって、
着実に良い文を作れるようになってきてる。
これかもきっとまだまだ上達していくだろう。
この子の場合も、こちらが決して諦めずに根気よく話をし続けてきた結果だ。
そして、これが大事なことだったと思ってるのだが、
僕からは「こうしなさい」という指示は一切しなかった。
あくまでも「自分で考えて決めさせる」というやり方を貫いた。
だから、具体的なアドバイスも最後までしなかった。
最初に答えを見せてしまっては、それ以上自分で考えることをやめてしまうから。
三語短文という、ほんのちっぽけなものでの成功事例かもしれないが、
この経験はこの先のこの子の人生に大きな意味を必ず持つはずだ。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!