「分からないところは何でも質問してね!」
一見とても親切そうに見えるこの言葉。
でも、この言葉で果たして何人の子たちが質問しに来てくれるだろうか。
分からないところは何でも質問
これがしたくても出来ないって子も、多分いるよね。
いや、間違いなくいるだろう。
実はこの言葉、
分からないところがどこだかが分からない子には、全く効き目がない。
でも、本当に分からなくて迷子になってる子って、こういう状態でしょ。
自分が今どこにいるのか、
どういう状態なのか、
いったい自分に何が起きてるのか、
それが把握できてないから迷子になってしまう。
そういう子に、
「分からないところは何でも質問してね!」
と言うのは、逆に酷な話。
「あなたが分かってないのはこういうところだよね?」って
最初は教えてあげないと。
それを繰り返していって初めて、
自分がどこが分からないのかが分かってくるんだから。
僕もたまに、同じようなことを言うことがあるけど、
それは床屋さんが「どこか痒いところは無いですか?」っていうのと同じで、
「とりあえず次の段階に進もうね」の合図みたいなもの。
その子がどこが分かってないのかは、
ちゃんと自分の目で見て判断するようにしてる。
そんなことは
1つか2つ質問すれば分かっちゃうからね。
以上、春日部アカデミーから福地がお届けしました!