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今の時代、「すごろく」をやったことがある子ってどれだけいるのだろう。
僕らが子どもの頃は、お正月の風物詩的なものだったけれど。
知らない人のために簡単に説明しておくと、
サイコロを振って、出た目の数と同じマスだけコマを進ませて、
途中にある色々な課題やボーナスやペナルティを乗り越えながら、
誰が一番最初にゴールできるかを競うゲームである。
ちなみに、漢字で書くと「双六」。
紀元前2600年頃にメソポタミア地域で発祥し、それがインドを経由して中国に伝わり、そこから日本に、奈良時代あたりに伝わってきたらしい。
調べてみたら意外に古くてびっくりした。
さて、今朝起きてシャワーを浴びてる時に、ふと、
僕らの仕事って双六に似てる部分があるかもしれないな、
と思ったので、今こうしてこのブログを書いている。
生徒たちのことを「コマ」と見立てるのは少々失礼な話かもしれないが、
ゴールに向かってコマを進ませ、途中にある色んな課題を乗り越えさせ、
ボーナスやペナルティも経験させる。
そうやって、ゴールに一歩ずつ近付けさせていく。
ただね、実際の双六と一つだけ違うのは、
途中のあるタイミングからは、自分でマスを進めさせなくてはいけない、
ということ。
それがどのタイミングかは子どもによって異なるけれど、
最後までこっちが進ませていくのは絶対にしてはいけないこと。
そんなことをしたら、自走力、自学力が無いままゴールさせてしまうことになる。
最後は必ず、自分の力で走り、学び、ゴールをさせる。
これは絶対に必要なことだ。
あ、ちなみに、この場合の「ゴール」というのは、
もちろん、高校受験のことではない。
高校受験も大事なイベントの一つではあるけれど、
終わってしまえば、所詮一つのマスに過ぎない。
本当のゴールは、
大学受験だ。