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【R06・第7回北辰テスト(12/1実施)】福地的、問題の分析と講評<英語・標準版>

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12/1に行われた今年度第7回目の北辰テストの「福地的、問題の分析と講評」

 

前回の数学(学校選択版)に続き、

 

k-acdm.jp

 

 

今回はいよいよ最後の教科、「英語」。

 

まずは標準版の方から。

 

 

9月以降、全県平均点が40点前後という低迷ぶりを見せている英語だが、

 

今回はどうだろうか。

 

 

早速本題に入っていこう。

 

 

 

【大問1】

 

リスニング。今回、トータルの時間はジャスト14分。

 

それでも、大問2以降の筆記問題を35分で解かなくてはいけないので、

 

相変わらず時間との戦いがシビアだ。

 

 

問題の方は、

 

No.1からNo.3の「絵を見て答える問題」は、何も難しいところはない。一文ずつ丁寧に聞き取っていけば確実に正解できる。

 

No.4とNo.5も同様。丁寧に聞き取って状況を頭の中に思い描ければ、迷わずに正解できるだろう。

 

No.6は、(1)は楽勝の問題だが、(2)は「noon」が若干聞き取りづらいのと、正解の内容も本文中にダイレクトには言われてないので、やや難しめ。(3)も、内容全体に関することなので、難しめ。というか、油断すると正解が絞り込めない。

 

No.7は、怪我をしたバンドメンバーの代わりにギターを弾いてくれないかと頼んでる場面。これは(1)から(3)まで3問とも楽勝だったにちがいない。(と期待したい。)

 

 

総じて、大問1は20点超えは余裕でいけるだろうという感じ。

 

 

 

【大問2】

 

問1と問2は、どれも基礎レベルの単語。all over the world, color, Tuesday, faster。大丈夫だよね?最後のfasterは、比較級にし忘れは命取り。

 

問3のライティングは、今回は易しめ。中1レベルの文法だけで完成できる。

 

 

 

【大問3】

 

文章のレベルは前回よりも易しめ。中2の教科書レベルか、それ以下。

 

話の内容は、日本人の麺類好きについて。それにしても、まさか岩槻の豆腐ラーメンが登場するとは!

 

僕も何度も食べたことがある。大好物である。

 

 

問題の方は、

 

問1の並べかえは、今回は超基礎レベル。余裕でしょう。

 

問2の適文補充も、正解以外の場所には明らかに入れるとおかしいから簡単。

 

問3も、一瞬戸惑うかもしれないが、文脈を考えれば一択。

 

問4は、ちょっと無理やり感がある問題。と言っても、北辰ではよくあるパターンではあるのだが。はたして日本語で正解にたどり着ける子が何人いたか。日本語が見抜ければあとは簡単なのだけれど。

 

問5は、正解の根拠が一番最後の文であるという、なんかちょっと意地悪な感じの問題。

 

 

 

【大問4】

 

里山」がテーマの会話文。環境問題の一環である。

 

途中、図書館の本の分類ルールなどの話にもなり、なかなか興味深かった。

 

最後は、クマが人が住んでる地域に入ってきてしまうという話。つい最近も秋田でこのようなことが起こり全国ニュースになった。偶然ではあるが、ホットな話題だった。

 

 

問題の方は、文章の分量は多いが今回の難易度は決して難しくない。

 

それに加え、問題もどれも非常に解きやすい。正しく読み取れればスラスラと解き進められる。

 

ここに至るまでの日々の努力の積み上げ量が雌雄を決するところだろう。

 

 

設問の中で特筆すべきは、

 

まず問2の並べかえ。「really special place」と、たったこれだけの問題だが、

 

specialはplaceの前、そしてreallyはさらにその前、というのを、

 

ただ「感覚的にそうなるって、何となく分かるでしょ?」で済ませてはいけない。

 

これが、つまり「感覚的に何となく」というのが、全県平均40点台の最も大きな元凶だからだ。

 

これをいかに、「難しい」という印象を与えずに教えてられるか。

 

指導者側の力量が問われるところだ。

 

あとは、問7。これも北辰ならではなのだが、planting treeだけで「活動」、つまりactivitiesを想像させるのは、ちょっと無理があるんではないかい?あまり良い問題とは言えない。

 

 

 

【大問5】

 

文章は、フィンランドの学生から届いた手紙という設定。話のテーマは「クリスマス」。時期的なものだね。

 

問1と問2の内容理解問題は、今回も迷いようがないでしょう。問1には、「秋の」をちゃんと入れたかな?

 

問3のライティングは、「あなたが今年やりたいと思うクリスマスらしいこと」。時期的なものもあるし、普通に書きやすいテーマだと思うが、「クリスマス「らしい」こと」って改めて言われると、何があるだろう。やはり、買い物とか家族や友達との食事とかか?

 

こういうのって、一度考え始めると沼にハマってしまうので、あまり深く考えすぎずにササっと考えてしまった方が良いかもしれないね。

 

 

 

以上が英語の標準版の方の問題。

 

 

 

今回は前回よりも易しめ。

 

当然、学校選択問題と2つに分かれたことが大きな要因だろう。

 

ともすると学校の定期テストレベルとも言っていいくらいだ。

 

ただ、その学校の定期テストも最近は平均点が低くなる傾向にあるという問題を抱えているのだが。

 

 

いずれにしても、さすがに今回の平均点は上がるだろう。

 

これでももしまた40点そこそこの平均点だとしたら、

 

いよいよまずい状況である。