春日部の塾、春日部アカデミーのブログ「春日部アカデミー通信」へようこそ!
三語短文秀逸作品発表会の13回目。
こちらのパート2に続き、
ここからはパート3。
【お題: ライフワーク、生態系、立証 】
彼女のライフワークは、太古からある生態系の仮説を立証することだった。
生態系を破壊する原因を立証することが私のライフワークだ。
【お題: 野蛮、潔癖、岐路 】
転職先は社長が野蛮な感じの人か、又は潔癖な感じの人か、どちらを選ぶか岐路に立っている。
野蛮な僕に耐えられなくなった潔癖な彼女は岐路に立った。
私は潔癖で野蛮なことは好まないが、虫嫌いの母に入ってきた蜘蛛を殺すように頼まれ、岐路に立った。
【お題: 開口一番、消極的、良心 】
消極的であまりしゃべらない良心的なBくんは、ある日の朝、教室に入ってきて開口一番大きな声で、「おはようございます。」と言ったので、みんなおどろいていた。
【お題: 福音、包括、模倣 】
ノートをとる時、教科書を模倣するのではなくページを包括することが重要だ。勉強をする上で、自分のノートは必ず福音をもたらす。
【お題: 凝固、分泌、伴侶 】
最近発見された新種の動物は、分泌液を凝固させて身を守るという面白い生態を持つ。しかし、パートナーを一生の伴侶として暮らす誠実な動物でもある。
傷口で血液が凝固せずに分泌し続けていたため不安に感じたが、伴侶が手際良く治療をしてくれたおかげで直ぐに治った。
私の伴侶は消化液の分泌が盛んだが、凝固しやすいので食事に注意している。
【お題: 一期一会、享受、垣間見る 】
「一期一会を大切にしたい」と私の旧友はいつも言うが、出会いを享受したいと主張する彼女は、いつも下心が垣間見えている。
他者と自然の恩恵を享受できるよう、一期一会の精神を務めたら、茶道の世界が垣間見えた。
(パート4へ続く)