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【こんなに危険】スマホがあなたの子供から奪うもの

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先日もこんな記事を書いたが、

 

k-acdm.jp

 

 

子どものスマホ問題は本当に深刻。

 

 

何が危険なのかを改めて書いていきたいと思う。

 

 

 

少し話は逸れるが、

 

ある人が業界誌にこんなことを書いていたので紹介したい。

 

 

イメージを再現する力が理解力であり、

そのイメージを頭の中で操作するのが思考力です。

 

 

 

 

僕の考えも足しながら少しこれに補足すると、

 

 

 

「イメージの再現」というのは、

 

言葉で伝達された情報が何を意味してるのかを考え、理解する、ということ。

 

 

「英語の語順は、最初に主語(~は)が来て、次に動詞(~する)が来る」と聞いて、

 

具体的にどんな順番に単語が並ぶのか、ということを想像できる力のことである。

 

 

 

そして、「イメージの操作」というのは、

 

そうやって理解した情報を実際にどうやって使うのかを考える、ということ。

 

 

「I(私は)と、fish(魚)と、eat(食べる)の3つの単語で文を作る時は、

 

最初に「~は」のI、次に「~する」のeatが来る」と考えて、それを実践する力のことである。

 

 

 

 

さて、お気付きだろうか。

 

 

非常に細かいことではあるが、

 

2つの力の説明にはどちらも「考える」という言葉が使われている。

 

 

つまり、どちらもベースとなるのは、

 

「脳みそを使って考える」ということなのだ。

 

 

 

この「考える」ということを司っているのが、

 

脳の中の「前頭前野」と呼ばれる部分だ。

 

場所は、ちょうど、おでこのすぐ後ろあたり。

 

 

人類は、ここを大きく発達させてきたことで、他の動物には無い高度な知能を手に入れてきた。

 

それだけ、人類にとって重要な部分なのである。

 

 

 

しかし、非常に恐ろしいことに、

 

長時間スマホはこの前頭前野の働きを低下させてしまう。

 

科学者による実験データでも証明されているようだ。

 

 

つまり、極端に言えば、

 

スマホは人類が人類たるゆえんを低下させ、やがて奪ってしまいかねない、

 

ということなのである。

 

 

 

なぜ長時間スマホによってそんなことが起きてしまうのかは、

 

少し考えてみれば分かるだろう。

 

 

スマホの中には情報がたくさん詰まってる。

 

 

もちろん、実際にはそのように見えるだけで、

 

きわめて表面的な偏った情報であることも多いのだが。

 

 

ただ、人生経験の浅い子ども達にはそんなことは分からない。

 

そこにある情報が全てだと思ってしまっても、何ら不思議ではない。

 

 

 

そうなると、目の前の機械が答えを教えてくれるので、

 

わざわざ自分が苦労して考えなくても済んでしまうのだ。

 

 

ゲームにしてもそうだ。

 

まあ、少しは考えるのかもしれないけれど、

 

基本的にシナリオは全てゲーム側が用意してくれている。

 

 

SNSなどのショート動画もそう。

 

ほんの数秒なので、ストーリーを追いながらその展開を考えることなど不要だ。

 

 

 

 

つまり、スマホは「自分の脳みそで考える機会」をどんどん奪っていく。

 

 

そうなると、前頭前野を鍛えることも出来なくなるので、

 

機能が低下してしまうのは当然の結果というわけだ。

 

 

 

どうだろうか。

 

 

別に僕は、「スマホは一切禁止」とまで言うつもりはないが、

 

上手に使っていかないと大変なことになるということは、お分かりいただけただろうか。

 

 

 

使い方を一歩間違えると、普段使ってるあなたのスマホは、

 

人間の一番大事な部分とも言えるものを根こそぎ奪ってしまうかもしれない。

 

 

便利なものであると同時に、危険なものでもある。

 

 

これはまさに、自動車と同じだ。